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Enviro-News from Junko Edahiro
No. 2656 (2018.10.08)
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気候変動に関する重要な会合がお隣の韓国で開かれていました。
が今日公表されたそうです。
気候変動の専門家としてWWFジャパンから会合に参加されていた
その内容や意義について大変わかりやすいレポートを送ってくださ
「
の上昇をもたらす」「1.5度達成経路に必要な削減量は、
50%」とのこと。
> 1.
> めて示したこの1.5度報告書は、
> た日本にとって、貴重な知見を提供しています。
> 1.5度を達成する排出経路は、
> も達成できる道があることが示されました。不可能、
> 検討の材料として真摯にこの報告書の内容を検討することが、
> られます。
という大事なメッセージをぜひ多くの方に読んでいただきたく、
諾を得て、お届けします。
小西さんがお書きになった岩波ジュニア新書もわかりやすいです。
『地球温暖化は解決できるのか――パリ協定から未来へ! 』(岩波ジュニア新書)
https://amzn.to/2OIYdAR
~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
1.5度特別報告書が、
均気温が産業革命前に比べて1.5度上昇した場合の影響や、1.
シナリオを示したものです。
期目標の努力目標である1.
この報告書では、はじめて1.5度上がった場合の影響が示され、
も様々な面においてより安全であることが明らかになりました。
すれば1.5度を達成できるのか、いくつかの排出経路(
具体的な方策が示されました。
簡単に報告書の概要と、
(※速報ですのでデータに間違いがある可能性があります。1.
認ください)
人間活動によって、
温室効果ガスの排出量が増加するならば、
る見込みが示されました。
これまで研究が進んでいなかった1.
めて示されました。気候モデルは、1度上昇の現状と1.
度と2度との間に、大きな違い(robust difference)があることを示しています。
これは、たとえば居住地における異常高温、激しい降雨、
見られます。台風に関連する豪雨も2度の場合には1.
測されています。また、2100年に海面上昇は、1.
くなると予測されています。
を1000万人まで増加させるレベルです。
また、影響を受ける昆虫や植物、脊椎動物も1.
予測です。さらに人の健康に対する影響にも差があり、
合と比べて、熱中症に関連する罹患率および死亡率も高くなり、
グ熱などリスクも高まります。
のオプションをも示しています。
2度と1.5度の影響の違いに関してインフォグラフィック(
ので、のちほどWWFウェブサイトでご高覧ください。
※こちらかなと思います。とてもわかりやすいです!(エダヒロ)
https://blogs.wwf.org.uk/blog/
そして1,
ほとんどのオーバーシュート(いったん1.
デル排出経路(with no or limited overshoot)では、2030年に2010年比で約45
%温室効果ガスを削減し、
た。ちなみに2度未満に抑える排出経路は、2030年に約20%
ゼロと示されています。
異なる緩和戦略によって、1,
中でもP1と呼ばれるモデル排出経路は、
CCS(炭素回収貯留)
後10年単位の早期の対策の強化がカギであることが指摘されてい
対してP4排出経路は、
を継続させるシナリオで、大量にBECCS(バイオエネルギー+
炭素を除去する技術を前提としています。
オーバーシュートしない1.5度排出経路(with no or limited overshoot)にお
いては、再エネは、2050年には電力の70-85%を占め、
発とCCS付き化石燃料の使用は増加します。
電力における石炭の使用は急激に減少し、2050年にはほぼ0%
報告書には、
3度程度の上昇をもたらすことが明記されています。1.
量は、2030年に2010年比で40~50%と示され、
になることも指摘されています。
そして対策には、
であると示されています。
この報告書のSPM(政策決定者のための要約)
での間には、政府間の激しい応酬があり、
徹夜となって翌日までずれ込みました。
スの下で科学的に厳格な報告書がまとまりました!
1.
めて示したこの1.5度報告書は、
た日本にとって、貴重な知見を提供しています。
そして今まで日本ではほとんど議論の遡上にも上がらなかった1.
排出経路は、
あることが示されました。不可能、と決めつけるのではなく、
真摯にこの報告書の内容を検討することが、
対策が遅れれば遅れるほど、
た今からの早期の行動が私たちにもっとも求められています。
ボンプライシングなどの効果的な削減政策を導入して削減を進め、
石炭のフェーズアウトの決定など、
12月に開催されるCOP24において、
告書は、
なります。2019年G20のホスト国として日本にはこの1.
れることをリードすることが求められます。
小西 雅子
WWFジャパン自然保護室 室次長
博士(公共政策学) 気象予報士
(公財)世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
URL: http://www.wwf.or.jp/
~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~
「2019年G20のホスト国として日本にはこの1.
をリードすることが求められます」というところ、
長期成長戦略懇談会」でもしっかり伝え、
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「幸せ経済社会研究所」~幸せと経済と社会との関係を見つめ直す
http://www.ishes.org/