伊勢 隆一郎 トカヤ、オモロ

 

 

伊勢です、

 

出稼ぎといえば、昭和初期は、汽車にのって田舎から都会に出てきた、という話をよく聞きます。

 

東北に住む農家の人は、雪が積もる農閑期には、東京で日雇い仕事をするために出稼ぎをしたと言います。

 

明治の頃は、国全体が貧しかったので、南米やハワイ、フィリピンなどに家族ごと移住をしたといいます。

 

ハワイや、アメリカの西海岸や、南米にいくと、多くの日系人に会いますし、特に、沖縄出身の2世、3世の人に多く出会います。

 

それは、沖縄が日本の中でも特に貧しかったからです。

 

沖縄からは戦後も多くの人が国を渡り移民になりました。

 

彼らは、「オキナワン」と世界で呼ばれています。

 

ヤマトンチュ(日本人)とはまた違う、独自の文化を持った人として扱われています。

 

それだけ多くの沖縄人が移民として世界に渡ったということです。

 

妻がオキナワンなので、ハワイでも、カルフォルニアでも、それがきっかけで、たくさんのご縁をいただきました。非常に助かっています。

 

そんな2世、3世の先輩方ですが、現地で尊敬されているケースが多いです。

 

ボリビアなどでは、日本人というだけで、あの尊敬する日系人のオリジナル(笑)が来たというので、歓迎されるほどです。

「ボリビアのとある街」

ボリビアのとある街」

 

「ボリビアのとある街」

「子アルパカを抱っこ。アルパカの抱っこは法律で禁止されているため、このあと警察が走ってきて3人で猛ダッシュで逃げ回ることになる

 

ご存知だとは思いますが、移民として移られた先輩方は、日本政府に騙されたようなもので、家付き、土地付き、仕事付きのはずが、実際は、掘っ立て小屋に済、農場で奴隷のように働く、自由のない生活を送ることになったようです。

 

話が違うと言っても、もう、日本に戻ることもできません。

 

それでも、その逆境から這い上がり、現地社会に根付き、社会的な地位を確立し、人々から尊敬をされる人になったのが、日本の先輩たちです。

 

頭が下がる思いです。

 

世界的に、奴隷のような移民として異国に入り、社会的地位を得るまで現地に根付き尊敬されているのは日本人以外にいないのではないかと思います。

 

本当に頭が下がる思いです。

 

・・・・・・・

 

やがて、日本は豊かになり、逆に、出稼ぎの人たちを受け入れる国になりました。

 

フィリピンパブ、ロシアンパブ、チャイニーズマッサージ、テレフォンカードを売るイラン人、六本木交差点付近のナイジェリア人、、

 

と、怪しい人ばかり上げてしまいましたが、

 

夜の街だけではなく、工場地帯のブラジル人街、真面目に工場で働くアジアの人々がたくさんやってくるようになりました。

 

これらの人々の出身国の多くは、海外からの仕送りが国のGDPの10%から半分を締めるような国です。

 

豊かな日本で出稼ぎをして、国にいる家族が生活をできる、そんな時代がありました。

 

そして、この5,6年は、世界から現代の奴隷制度と批判を浴びている研修生制度で、たくさんの若い東南アジアの人たちが日本に来て、建築、観光業、農業、介護の現場を支えてくれています。

 

・・・・・・

 

そして、今、、日本はまた、新たな時代に突入しました。

 

1ドル150円を超え、再び、日本人が外国に出稼ぎにでる時代になってきたのです。

 

最低賃金800円台の日本と、最低賃金2300円を超える国々では、収入に大きな差が出ます。

 

同じ仕事なのに、場所が変わるだけで、給与が何倍にもなるのです。

 

「出稼ぎ、日本人」で検索をすると興味深いニュースがたくさん出てきますが、例えば、この動画です。

 

主に、ワーキングホリデーの制度を利用して、カナダや、オーストラリアで働いている人たちがインタビューを受けています

 

この動画を見てわかることは、

 

ワーホリのバイトの方が、日本の上場企業で10年以上働いている課長クラスより給与が高い

 

という、衝撃の事実です。

 

この動画内だけではないですが、多くの感想が以下のようなものです。

 

「日本で手取り20万円だったのが、カナダで60万円になった」

 

「同じ仕事をしているのに、給料は倍になって、感謝もされる」

 

「物価が高いので生活費は倍になって、貯金も倍になった。手取り30万円→60万円 生活費15万円→30万円 残るお金 日本15万円→カナダ30万円」

 

そして、皆が口を揃えているのが、、

 

「正直、もう日本で働きたくない」

「できることならこのまま海外で暮らしたい」

 

この一言に全てが集約されています。

 

また、日本食の職人がオーストラリアや、カナダに行って、稼ぐ事例もたくさんニュースになっています。

 

日本だと、修行期間が長いのでお客さんの前に立つまで10年かかりますが、海外なら働き始めたその日にお客さんの前で握れるので、やりがいもスキルアップも当然早いです。

 

そして、給与は3倍から5倍ですから、それは、そうなります。

 

美容師なども、海外で稼げる職業の一つです。

 

では、ここから、未来予測です。

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空前のワーホリブームがやってくる

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空前絶後のワーホリブームが来るはずです。

 

ワーホリは、30歳以下であれば、誰でも利用できる制度です。

 

学歴も職歴も関係ありません。

 

このワーホリが、今後の日本ではプラチナチケットになる可能性がります。

 

簡単にいうと、

 

新卒で上場企業に就職するよりも、ワーホリで海外にいく方が、遥かに将来が安泰という時代が来る可能性が高いです。

 

 

若い人は、自分のキャリアを本気で考える必要があります。

海外経験がない人が、苦労するのがこれからの若い世代になります。

 

良い大学を出て、日本の上場企業に就職するより、フリーターをしていて、フラットワーホリにいった人の方が、40歳になったときには、全然良い生活やキャリアを積んでいる時代になるかもしれません。

 

大きなターニングポイントです。

 

 

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アメリカにワーホリありません

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ちなみに、海外に出稼ぎというと、アメリカで働いている人が多いと思うかもしれません。しかし、残念ながら、アメリカでは働けません。

 

先日も、お友達に「息子が大きくなったら、伊勢さんのところでVISA出して雇ってください」と、ありがたい話をいただいたのですが、真面目に返答をすると、ほぼ無理なのです。

 

アメリカで働くVISAを取得するには、

 

・お金を持っているか

・超高学歴か

・特殊技能を持っているか(世界的レベルでスポーツ芸能などの一芸)

・その分野で長年キャリアを積んでいるか

 

このどれかがないと、働くVISAをもらうことはできません。

 

どれくらい難しいかといえば、ほぼ皇室の小室さんですらVISAがもらえないわけですから、中途半端な学歴や、スキルではまず、VISAはおりません。

 

なので、若いお子さんには、アメリカがVISAを出すだけのキャリアもないですし、スキルや学歴だと世界中のトップ大学の一握りの人に入らないとVISAはでないので、なかなか難しいのです。

 

大学の博士どころか、教授でも、働けるVISAは難しいです。

特に、トランプ以降は特に厳しくなっています。

 

世界中から優秀な人を選抜していくのがアメリカの移民制度です。

 

このアメリカの移民制度こそ、本来日本が可能な範囲でトレースしなくてはいけないものなのですが、日本ではあまり実態が理解されていないようです。

 

同じ英語圏でも、カナダやオーストラリアと、アメリカでは移民のハードルの高さが全く違います。

 

 

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日本はどうなるのか?

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このまま、人口問題を放置するなら、今の延長線上には衰退しかありません。

 

出生率を上げなかったこと

・移民を拒否したこと

・その結果将来の成長に誰も希望を持てなくなったこと

 

これらは誰のせいでもなく、日本が自ら選択した結果です。

 

外国人労働者は多いですが、研修生や学生ビザの違法労働がほとんどで、きちんとした日本の将来につながるような労働、投資ビザの制度が機能していません)

 

このまま人口問題から目を背け、移民を拒否し続けるなら、50年後にはアジアの中でも、貧困国になっていると思います。

 

衰退に向かっている国の通貨が、高くなるはずもありません。

 

いっときは、円安で投資が集まるでしょう。

いっときは、ドルとのバランスで円高に戻すでしょう。

 

それでも、根本の問題を解決しないかぎり、最後は衰退です。

 

一時的に、日本の土地や、企業が買われて、局地的にお金が日本に落ちたり、会社や業界によって業績が回復することもあると思います。

 

でも、それは局地的な話です。

 

根本の問題が解決されない限り、日本全体としては衰退です。

 

根本の問題は、人口問題です。

 

このままいけば、最終的には、誰も投資しない、誰も移住しない国になります。

 

しかし、今ならまだ、日本に来たい優秀な人たちも来ます。

 

安全で、きれいで、食事もおいしい、文化も素晴らしい、自然が豊か、そんな日本に来てくれる優秀な人材もいるでしょう。今ならです。

 

中国の人は、一人あたりVISAの取得で10億円を要求しても、たくさん来るでしょう。

 

今はまだ、、、今だから、、です。

 

このまま円安が続けば、働く世代の優秀な人は給与が安すぎて来られなくなります。

 

全てが手遅れになる前に、一刻も早く、人口問題に向き合う必要があります。

 

(人口問題についてこだわるのは、アメリカに行って右肩上がりの国と日本の違いを体感し、市場が縮小していることが、いかに日本人のマインドにマイナスの影響を与えているか、日本の問題の多くは人口が縮小していることが根底にあると分かったからです。いずれまた、お伝えできたらと思います)

 

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移民をなぜ入れたくないのか?

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これは、政治家が選挙に負けるからです。

 

国民が嫌がるからです。

 

アメリカの中部で白人が荒れ狂っているのは、工場の仕事を移民にとられてしまったからです。

 

また、ITなどの給与が高い最先端産業の仕事を移民にとられてしまい、自分たちは貧しい白人になってしまったからです。

 

アメリカで白人のホームレスをたくさん見てきました。

 

優秀な移民を受け入れるということは、世界の人々と同じ土俵で仕事をすることになるので、その覚悟を持てるか、どうか、なのです。

 

実際、IT業界だと、日本でも一部の会社では社長やマネージャーが外国人になってきています。

 

残念なことに最先端の業界から外国人が主力になってきていますから、アメリカの中部で苦しむ白人と同じことが起きる可能性が高いです

 

最先端産業の人材、特に理系人材を育ててこなかったのも、日本が自ら選択してきたことです。

 

そもそも、若い人が減っていくのだから、いずれ、日本の社内も半分が海外の人という時代が来るのは、当たり前の話です。

 

今の子供達の世代が大人になるころには、そうなっている可能性が限りなく高いです。

 

そこまで、イメージできているかどうかです。

 

海外の人が来ても、マネージャーとしていられるくらいのキャリアを築いているか、経験を積んでいる人は何も恐れる必要はありません。

 

しかし、それができないなら、外国人に使われる人になるか、時給の高い海外の単純労働に出稼ぎにいくしかありません。

 

ワーホリのキャリが、新卒での上場企業への就職以上に良いキャリアになるというのは、海外経験があれば、日本に戻ってきても上司が外国人でも、部下が外国人でも優秀なマネージャーになれる可能性があるからです。

 

今の日本は、

 

移民受け入れによって起こる、人材競争の厳しさを受け入れるか、

厳しさを受け入れずに、時間をかけて衰退をして国として死んでいくか、

 

どちらを選ぶか迫られています。

 

今の日本の中核は70代、80代ですから、時間をかけて死んでいく方が選ばれるでしょうし、選挙結果もそうなるでしょうし、その結果が今です。

 

未来に責任を持つよりも、選挙に受かることを優先している人たちに国を任せた結果が今です

 

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でも世界中の先進国が移民を

受け入れた結果苦しんでいるでしょ?

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アメリカも、ヨーロッパも、確かに苦しんでいます。

 

分断も起きています。

 

2050年には、アメリカの白人比率は50%を切ると言われています。

 

北欧もソマリア難民を受け入れたことで高福祉社会が機能しなくなっている部分があります。

 

ダイバーシティーを推進してきたのも、移民との融合をはかるためですが、たしかに問題は起きています。

 

これについては、次のステージの問題と言えます。

 

先進国が移民を受け入れた結果、新たな分断の問題が起きた。

 

「さあ、どうしよう」

 

というのが現在なわけですが、これは、ひとつ先のステージの問題です。

 

人類が新たに直面した問題で、この問題を必ず人類は乗り越えるはずです。

 

私はそう思います。

 

そうやって、進んできたのが人類だからです。

 

しかし、日本は、そのひとつ手前のステージで足踏みをしています。

 

ステージがひとつ手前なのです。

 

そこを理解する必要があるし、ひとつ手間のステージに居続けたら、どんどん世界と離されるだけです。

 

衰退しかそこにはないのです。

 

衰退しかないから、他の先進国は、移民受け入れをしたわけです。

 

なので、この先の課題を考える前に、まず、人口問題を解決することが先決だと、私は思います。

 

 

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自分と未来の子どもたち

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だいぶネガティブなことを書いてしまい申し訳なかったです。

 

自分がコントロールできないことは、コントロールできないので、できるのは、自分をどうするかだけなので、視点を変えてみましょう。

 

自分や、未来ある子どもたちに、この状況下で、どんなチャンスを見出すか?

 

若い人なら、ワーホリもいいと思います。

 

留学もいいと思います。

 

ただ、アメリカだと、ひとり留学させるのに1年で500万円では足りなくなってきているのが現状だと思います。

 

お父さん、お母さん、がんばって稼がないとです。

 

「そんな簡単に稼げないよ」

 

と、思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

先日から、紹介している永瀬さんの動画クリエーターもそうですが、簡単に楽をして稼ごうとせずに、地道にスキルをアップして、経験値を積んでいけば必ず収入を増やせる道はあります。

 

収入を増やせるという前提で、右肩上がりの市場に入っていけば、確実に収入が増えて、そうなると自分の中で自信もできてきて、気づけばたくさんのチャンスが目に入るようになっていきます。

 

日本にいても、悲観瀧になる必要はなく、自分の手で自分の人生や家族の人生はいくらでも良くしていくことができます。

 

もう無理と諦める必要は全くなく、いくらでも収入を増やす方法はあります。

 

> 永瀬さんの動画クリエーターはこちら

 

やらずに諦めるのではなく、可能性を信じて挑戦してみることです。

 

私と同じか、それより上の世代なら、先進国にいくチャンスがあるなら行って修行をしてきて、来たるべき日本の運命のときに、お役に立ちたつのが良いと思います。

 

世界を見て、世界に飛び込み、今の日本の状況を客観的に見ると、前提が変わります。

 

自分のレベルを上げて、世界基準を持てば、必ず、日本に貢献する道がみつかります。

 

日々を楽しむのも大切ですし、同時に、鳥の目で未来を見て、自分の人生、未来を担う子どもたちの人生を、しっかりとした羅針盤を持って生きていけたら最高ですね。

 

円安、インフレ、そういう中で、何を選択して、どのように自分の未来をつくっていくか、

お子さんがいる方なら、子どもに留学させるために、どのように資金を作るのか、

 

一度、考えてみましょう。

 

このメルマガでは、今後も、そのあたりの役立つ情報について、お伝えしていけたらと思います。

 

 

伊勢隆一郎

 

追伸:

アメリカで働きたいシェフ、飲食経験者募集」

 

海外で働きたい、シェフ、飲食経験者を募集します。

 

私達の会社では、アメリカで飲食店経営をスタートいたしました。

既にグループで複数店舗が動き出していますし、今後、3ヶ月に1店舗ぐらいのペースで新規店舗を増やしていく計画中です。

 

今は世界のどの通貨に対してもドル高一強になっています。

なので、アメリカで働くことが、もっとも収入が高い状況です。

 

週5、8時間勤務の飲食店アルバイトが、日本円だと余裕で年収1千万円になっているのが現状です。

 

これは、シェフや飲食店経験者にとってはチャンスです。

アメリカで働きたい人は、履歴書を送ってください。

まずは、お送りいただいて、細かいことはその後、面談などさせて頂きたいと思っています。お待ちしております。

 

 

追伸2:

「ビジネスパートナー募集」

 

コピーライティング、WEBマーケティング、広告管理、プロジェクトマネージャー、WEBデザイナーグラフィックデザイナーを募集いたします。

 

個人、会社を問いません。入社する必要はありませんし、部分的にまずは、一緒にビジネスをできればとおもっています。

一緒にビジネスをしたい方は、まずは、気軽に職務履歴書をお送りください。お待ちしております。

【お伊勢さんサロン】運営事務局
 窓口:isesalon@rise-land.com
(営業時間:平日10時から18時)

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