Enviro-News from Junko Edahiro
No. 2746 (2020.04.18)
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大急ぎで、新しいサイトを立ち上げてもらいました!
「新型コロナウィルスに負けないために
国内外の素敵な取り組みを知ろう!
~その先の持続可能で幸せな社会に向けて~」
https://www.es-inc.jp/corona/
ぜひ見てください。元気や勇気が出る取り組みやニュースがいっぱいあります。これからもどんどんアップしていきます!
このサイトについて、このように説明しています。
~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~
新型コロナウイルスの感染拡大に、報道も私たちの会話も、不安になったりがっかりするような話が多くなりがちです。
それでも、コロナに負けない!助け合いや支え合い、新たな取り組みが世界中に広がっています。
この小さなサイトでは、「こんな社会だったらいいな」「こんな世界にしたいな」という内外の取り組みを集め、発信していきます。
コロナのトンネルの先にどんな世界や社会を描いておくかが、「コロナ後」の私たちを方向づけると思うからです。
~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~
いま18本の記事がアップされています。準備中の記事はあと50本ぐらいあります。どんどんアップしていきますので、おたのしみに。
現時点で、記事は以下のカテゴリーに分かれています。
<休校対応や教育、子どもを支援しよう>
<ビジネス・事業者を支えよう>
<地域住民同士で助け合おう>
<社会的弱者を支援しよう>
<芸術・文化を支えよう>
<医療崩壊を防ごう>
<社会的つながりを維持しよう>
このあと、カテゴリーも拡充していく予定です。
では、4月10日に配信した[enviro-news 2744] で国内の前向きな取り組みを紹介したあとにアップしたものから、お届けします。多くが国内のニュースですが、海外の取り組みもあります。
「家でパンを焼いて医療関係者に届けよう」というフィリピンのある家族の取り組みです。こんなふうに、自分でできること、自分たちでできることをやっていきたいですね!
●サラダを医療関係者に無償で提供・配達:クリプスの取り組み
2020年4月15日 [ 東京 ]
株式会社クリプス(東京都渋谷区)は、4月6日より、同社が運営するカスタムサラダ専門店Crisp Salad Worksのサラダを、医療従事者と病院関係者に無償で提供・配達する取り組みを始めました。
同社では店舗でサラダを無償提供する取り組みを3月25日から行い、6日間で2,296食を提供しました。しかし、忙しい医療関係者がサラダを注文したり店舗でピックアップしたりすることは難しいこと、新型コロナウィルスの感染がさらに広がっていることなどから、今回は医療現場に直接サラダを配達する取り組みを始めました。無償提供・配達の対象地区は東京都と神奈川県東部です。
この取り組みを進めるため、同社では、新型コロナウイルスと闘う医療従事者・病院勤務者を支援するためのコミュニティ「Crisp Connect」を立ち上げ、5,000円からの寄付や、より少額の支援が可能なクラウドファンディングのほか、配達協力などのボランティアを募っています。その結果、4月13日までに9,756,190円の寄付を集め、3,362食のサラダを5つの病院に届けています。
参照元
Crisp Connect(ウェブサイト)https://connect.crisp.co.jp/
●家でパンを焼いて医療関係者に届けよう:フィリピンのある家族の取り組み
2020年4月15日 [ フィリピン ]
フィリピンでも各地でコミュニティ隔離措置が続いています。そんな中、フィリピンのアラパグ家(Alapag Family)から、「みんなでパンを焼いてお医者さんや看護師さんに届ける」素敵な動画の投稿がありました。
アラパグ家は、バスケットコーチのジミーと女優のL.J.モレノ、そして3人の子どもたちの5人家族。「Alapag Family Fun」というYou Tubeチャンネルで家族の様子を収めた動画を配信しています。
今回の動画では、日曜日に家族でたくさんのパンデサル(フィリピンで食べられているパン。動画の中では「スペインのパン」とも呼ばれています)を子ども達とワイワイと焼く様子が中心に収録されています。その後、小分けにして紙袋に詰め、子ども達の「ありがとう」のメッセージカードと一緒に、近所の病院にドライバーに届けてもらう様子まで描かれています。日曜日ということで、途中で教会のオンラインミサの様子がおさめられているなど、フィリピンの現在の生活を伺うこともできる動画です。
参照元
YouTube「GIVING BACK TO OUR HEALTHCARE WORKERS AND FRONTLINERS! - Alapag Family Fun」
https://www.youtube.com/watch?v=XWbOHbWrmW8
●全国のホテルが軽症患者受け入れの意向を表明
2020年4月15日 [ 日本 ]
楽天トラベルが全国の登録宿泊施設を対象に実施している調査によると、2020年4月11日現在、837の宿泊施設がコロナウイルス感染者を受け入れる意向を表明しています。軽症者や無症状者が利用することを想定したもので、部屋数は11万を超えています。
受け入れが可能なことを確認できた宿泊施設については、療養受け入れ施設の確保を希望する各自治体に繋いでいるとのことです。
参照元
楽天トラベル「コロナウイルス感染症の療養用宿泊施設について」(ウェブサイト)
https://travel.rakuten.co.jp/info/rescuehotel/
楽天トラベル「コロナウイルス感染症の療養用宿泊施設数と部屋数について」(ウェブサイト)
https://travel-smp.faq.rakuten.net/detail/000014688
●コープこうべ 開店から30分間を「社会的配慮が必要な方専用」の買い物時間に
2020年4月15日 [ 神戸 ]
生活協同組合コープこうべは、4月8日から当面の間、各店舗の開店時間から30分間を、高齢者など社会的配慮が必要な方専用の買い物時間にすることを発表しました。
コープこうべは、4月7日に発令された緊急事態宣言の対象である兵庫県と大阪府(北部)に店舗を展開しており、今回の取り組みは、コープミニを除く99の店舗で行われています。開店から30分間に買い物ができるのは、65歳以上の高齢者、障害者、妊産婦です。また介助者の同伴は可能です。
社会的配慮が必要な方を優先する買い物時間を設ける取り組みは欧米でも始められています。
参照元
コープこうべ「お買い物時間に関するご協力のお願い」(ウェブサイト)
https://www.kobe.coop.or.jp/news/detail.php?id=129199
●フードバンクと食品事業者をつなぐ 農林水産省の取り組みがスタート
2020年4月15日 [ 日本 ]
新型コロナウィルス感染拡大防止の影響で、イベントの中止や小中学校の休校が続き、そこで使われるはずだった食品が活用されないままになっています。そこで農林水産省は、食品関連事業者から活用できていない食品の情報を集め、全国のフードバンクへ情報を一斉に配信する取り組みを始めることを2020年3月4日に発表しました。この取り組みはやむを得ず食品が廃棄されるのを防ぎ、必要な団体に有効活用してもらうことを目的としています。
フードバンクとは、安全性に問題がないのに規格外等の理由で廃棄される食品を寄付してもらい、無償で必要な人や施設に届ける活動のことです。今回の取り組みは農林水産省が令和元年度のフードバンク実態調査等でメールアドレスを把握している約130団体と、食品製造業者や卸売業者、小売業者、外食業者等を対象にしています。
寄付を希望する事業者から食品の情報を受け取った農林水産省が、その情報を一覧にしてフードバンクに一斉に連絡します。フードバンクは寄付してほしい食品があれば直接事業者に連絡します。事業者は食品を寄付した際に農林水産省に報告し、農林水産省は同意を得たうえで寄付の実績を公表する予定です。
参照元
農林水産省「新型コロナウイルス感染症対策に伴い食品関連事業者から発生する未利用食品についてのフードバンクへの情報提供について」(ウェブサイト)
https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/200304.html
●EdTech(教育☓テクノロジー)の強みを生かしたオンライン学習
2020年4月15日 [ 日本 ]
多くの学校で休校が続き、EdTech(教育×テクノロジー)の需要が高まる中、対面形式の授業の代わりとしてのオンライン学習にとどまらず、EdTechならではの強みを活かした教育にも注目が集まっています。
例えば、オンラインで家庭教師サービスを提供する大学受験専門家庭教師メガスタディ(東京都新宿区)では、生徒がどこに暮らしていても、科目ごとにプロの担任家庭教師の個人指導を受けられます。授業では、顔用カメラだけではなく手元用カメラを併用することで、先生も生徒も手元の教材をみながら授業を進めます。また、授業がない時間の自宅学習のスケジュールを指示・管理していることも特徴です。
この他にも塾や予備校向けに、個人の長所・短所などを、AI(人工知能)を用いて把握しカリキュラムを提供するatama plus株式会社(東京都品川区)も、自宅でも学習ができる「atama +」WEB版のオンライン授業を開始するなど、新たなテクノロジーを活かした取り組みがスタートしています。
参照元
メガスタディ(ウェブサイト)
https://online.daigaku-goukaku.net/
新型コロナウイルス対策で広がるAIを活用したオンライン授業 「atama+」Web版導入塾・予備校の500教室以上で開始(ウェブサイト)
https://www.atama.plus/news/1280/
●「県産品を食べて!使って!応援」:長野県が助け合いキャンペーンを実施
2020年4月15日 [ 長野県 ]
長野県は、県産品の需要喚起を支援する取り組みを行っています。一斉休校やイベント・式典等の自粛などにより需要が低迷している県産牛乳と県産生花について、県内企業や地元市等と連携して販売を支援します。
第1弾となる「みんなで県産牛乳を飲んで応援しよう!」では、取り組みに賛同した企業等の社員・職員に販売するため、それぞれの企業等に県産牛乳を配達しています。第2弾は「信州の花を飾って素敵な春を迎えよう!」と題し、県産生花花束を販売しました。
同様の取り組みは、長野県地域振興局でも実施され、市町村へも広げようとしています。
参照元
「県産品を食べて!使って!応援」助け合いキャンペーン〜(プレスリリース)
https://www.pref.nagano.lg.jp/eigyo/happyou/20200318press.html
●他業種間の協力で従業員を守る:大阪ミライ企業協議会の取り組み
2020年4月15日 [ 大阪 ]
朝日新聞(4月2日付「コロナで業績悪化企業の社員、受け入れます 関西21社」)と日本経済新聞(4月4日付「苦境企業の社員、好調企業で労働」)の報道によると、一般社団法人ミライ企業協議会(大阪市)は4月9日から、業績が悪化した企業の社員を、業績が好調な企業で一時的に働いてもらう取り組みを始めました。同協議会には、大阪市の中小企業21社が加盟しており、これまでも共同で研修や採用などを行ってきました。今回の取り組みも加盟企業の中で行われます。
加盟企業内では、コロナウイルス感染拡大の影響で、例えば飲食業や小売業では業績が悪化している一方で、冷凍食品産業では売り上げが伸びていました。今回の取り組みは、従業員の雇用継続が難しい企業が、他の企業に受け入れを呼びかけ、業績が回復した後に元の企業に戻る仕組みです。また、週に1〜2日程度別の会社で働く仕組みづくりも進める計画とのことです。
●北陸3県の自治体が地元の企業を支援
2020年4月15日 [ 北陸 ]
北陸地方の自治体が、地元企業支援の取り組みを進めています。石川県では、資金繰りなどの経営課題に緊急に取り組む必要がある中小企業者に、経営支援アドバイザーを無償で派遣します。資金繰り、経営計画作成に関する専門家の派遣について、1事業者につき3回を限度として、謝金および旅費を補助するものです。
富山県は、「緊急テレワークセミナー」を開催しました。中小企業がテレワークを導入するにあたって、注意すべき点や社内ルールの策定、IT ツールの選定にあたって留意すべき点などについて、導入事例を踏まえて解説する内容です。
福井県は、外出や外食の自粛により、飲食店や宿泊施設の売上が急速に落ち込んでいることを受け、テイクアウト・デリバリーメニューの情報を取りまとめた発信サイトを立ち上げました。「おうちでdeレストラン」と名付けたウェブサイトで、各店舗おすすめの1商品を掲載し、自宅や職場でプロの味を堪能してもらうキャンペーンを展開しています。
参照元石川県中小企業団体中央会「新型コロナウイルス感染症により影響を受けている中小企業への専門家派遣について」(ウェブサイト)
http://www.icnet.or.jp/info-chukai/corona-senmonka.html
富山県「緊急テレワークセミナー」の開催について(プレスリリース)
https://b2b-ch.infomart.co.jp/news/detail.page?IMNEWS1=1878490
福井県 「コロナウイルスに負けるな!緊急企画「テイクアウト・デリバリ―利用拡大キャンペーン」を開始します」(ウェブサイト)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/brandeigyou/syoku/fukui-uchimeshi.html
そして今回、この元気の出るサイトを超特急でつくってくれたのは、私が活動を始めてからすべてのウェブサイトをつくってもらい、お世話になっているグラム・デザインさんです。
~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~
グラム・デザイン
https://www.gram.co.jp/
未来をよくするWebサイトの制作を
グラム・デザインは、森林や環境保全・教育事業など、持続可能な未来に向かうさまざまな事業活動を、インターネットによる情報発信の面からお手伝いしてきました。
「きちんと伝わる」ためにできることを、お客様と一緒に考えていきます。NGOやNPOだけでなく一般企業さまも数多く手がけています。どうぞお問い合わせください。
~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~
「伝える」だけじゃない、「伝わる」コミュニケーションを一緒につくってくれる仲間がいてくれて幸せだなあと思っています。このサイトも、一緒に育てていきます!
「こんな素敵な取り組みもあるよ!」「こんな元気が出る話を聞いたよ」という情報、ぜひお寄せください~! (edahiro@es-inc.jp