枝廣淳子さんのメールから

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                       Enviro-News from Junko Edahiro


                           No. 2666 (2018.12.20)

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報道でご存じのように、国連の気候変動に関する会議COP24は会期延長の末、無
事、パリ協定のルールブック(実施指針)を採択して終了しました。これで、当
初予定通り、2020年からの本格運用に向けての準備が整ったことになります

こちらで、WWFジャパン気候変動エネルギー問題の専門家の山岸さんと小西さん
の、交渉過程や結果についての説明を見ることができます。

【活動報告】COP24「パリ協定のルール作り」に成功! [動画あり]
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/3830.html

現地からの動画レポート Vol.8 「ルールブック採択!」 ~COP24動画シリーズ~
https://www.youtube.com/watch?v=V3YmzNiYqr0&feature=youtu.be

また、気候ネットワークからもプレスリリースがでています。
【COP24閉幕 パリ協定の運用ルールを採択~脱炭素に向け、目標の引き上げと
政策転換・実行を~】
https://www.kikonet.org/info/press-release/2018-12-15/cop24-statement

気候ネットワークが先月下旬に出したプレスリリースも重要な内容なので、ご紹
介したいと思います。


~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~


【日本の温室効果ガス排出の実態が明らかに
パリ協定「1.5~2℃目標」への道筋は
パラダイムシフトを念頭にした制度強化が鍵】(2018/11/22)
http://urx3.nu/NLBt

気候ネットワークは、政府の温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度による情
報開示請求を行い、「日本の大口排出源の温室効果ガス排出の実態―温室効果
ス排出量算定・報告・公表制度による2015年度データ分析」をとりまとめた。

この分析で、2015年度の日本の温室効果ガス排出量の半分以上がわずか約130の
発電所と工場による排出であることが明らかになり、日本の温室効果ガスの排出
構造は、「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」が始まって以来10年間で
全く変わっていないことが判明した。

温室効果ガスの巨大な排出源となっているのは、発電所、製鉄所、セメント工場、
化学工場、製油所、パルプ・製紙工場の6業種である。また、79発電所の排出量
が日本の総排出の約3分の1を占め、またその半分(日本全体の17%)は35の石炭
火力発電所から排出されている。


~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~


日本の温室効果ガス排出量の半分以上が約130の発電所と工場から排出されてお
り、全体の17%は石炭火力発電所から出ているとのこと。

これだけ集約されていると、ターゲットが絞りやすく、取り組みもやりやすいと
も考えられますね。何をどう変えていけばよいか、具体的に考えられるでしょう。

石炭火力発電所からの排出は日本全体の6分の1を占めていて、大きな課題ですが、
もう1つの気候ネットワークからの発表を見ると、世界の石炭火力発電における
日本の金融機関の関わりも大きな課題であることがわかります。

「日本は世界の石炭火力発電所計画に、世界で最も多額の貸付を行っていること
が明らかとなった」とのこと。


~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~


Urgewald・BankTrack による調査報告書 発表
COP24:世界の石炭火力発電拡大のための
民間銀行・機関投資家による投資実態が明らかに
https://sekitan.jp/info/bank-and-investors_2018/

ポーランドのカトヴィツェで開催されている国連気候変動枠組条約第24回締約国
会議(COP24)での記者会見において、ドイツの環境NGOウルゲバルト(Urgewald)
と国際環境NGOバンクトラック(BankTrack)および26のNGOは、新規石炭建設計
画を支援している銀行と機関投資家を特定する新たな調査報告書が発表されまし
た。

新規石炭火力発電所の建設計画の設備の68%以上を占める、石炭火力発電事業者
の上位120社への貸付・引受・について分析しました。

120社の詳細は、Coal Exit List<https://coalexit.org/database>で、
ご確認いただけます。

● 調査報告書の要点
日本は世界の石炭火力発電所計画に、世界で最も多額の貸付を行っていることが、
明らかとなった。その額は、みずほフィナンシャルグループみずほFG)で128
億USドル、2位が同じく日本の民間銀行である三菱UFJフィナンシャル・グループ
MUFG)で99億USドル。

~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~


メンバーとして参加している 「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略策
定に向けた懇談会」でも、しっかり石炭の位置づけについても発言したいと思い
ます。

さて、もう1つ重要なお知らせがあります。エネルギーシフトのためには、エネ
ルギーの現状に関する詳細なデータの見える化が必須です。日本はこの点、ドイ
ツなどヨーロッパに比べても遅れていることが課題となっていました。本来、政
府がきちんと情報やデータをリアルタイムで出していくべきだと思いますが、ま
だそうなっていないため、環境エネルギー政策研究所が「見える化」の取り組み
を進めています。

https://isep-energychart.com/


~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

○エネルギー転換を可視化する

ISEP Energy Chart は、環境エネルギー政策研究所によるエネルギーデータ可視
化プロジェクトです。自然エネルギーの急速な拡大をデータから読み解きます。

先行して自然エネルギーの普及が進んできたドイツやデンマークは、エネルギー
に関するデータがタイムリーに公開され、政府機関や独立した研究機関などがそ
れらのデータを可視化し、研究や政策提言に活用してきました。

そこでは共通のデータのもと、さまざまな視点から科学的な分析がおこなわれ、
さらなる自然エネルギーの普及拡大に向けた戦略が立てられ、現実にエネルギー
転換が進んできたという側面があります。

これまで、環境エネルギー政策研究所は公開されているデータをもとに図表作
や分析を行い、政策提言や「自然エネルギー白書」に活用してきました。しかし、
詳細なデータは非公開となっていることが多く、エネルギーデータの可視化は大
きな課題のひとつとなっていました。

そうしたなか、電力システム改革の進展にともなって、2016年4月分から、10の
電力エリア毎に1時間単位の電力需給データが公開されるようになりました。

私たちはこうした電力需給にかかわるデータをはじめ、これまで蓄えてきた知見
やグラフをより多くの方が利用できるかたちで公開していく必要があると考え、
新たなエネルギーデータ可視化Webサイト「ISEP Energy Chart」を開設しました。

○Webサイト機能

発電量の推移 ー 電源種別の発電量を時間軸上に積み上げて表示します。
電源構成 ー 指定した期間の電力量の電源構成比を円グラフで表示します。
累積設備導入量 ー 自然エネルギー設備の累積導入量を年次の棒グラフで表示し
ます。
探索 ー 指定したエリアと期間の自然エネルギー発電の最大・最小記録を探索す
ることができます。
Blog ー 注目すべきデータについて、グラフをもとに解説記事を投稿します。


~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~


https://isep-energychart.com/
このサイトに行ってみると、たとえば、

全国の電源構成のうち、再生可能エネルギー全体で14.2%であること、そしてそ
の内訳なども見ることができます(グラフになっているのでわかりやすいです!)

また、1時間ごとの最大値を探索すると、
九州では、2018年 5月 3日12:00に、再エネ(水力のぞく)が85.6%をまかなって
いたことがわかります。

再エネ割合がほとんどなさそうな東京でも、2018年 5月 5日 11:00に、水力をの
ぞく再エネが37.4%をまかなっていました。

全国でみると、2018年 5月 5日 12:00に、47.1%です。

こうしてみると、日本の再エネもナカナカではありませんか?

こうしたデータを1日単位、1週間単位でも見ることができます。ほかにもいろい
ろな切り口で、再エネシフトの現状を見ることができますので、是非のぞいてみ
てください。

また、同研究所では、電力・エネルギー需給の状況の見える化Webサイト「ISEP
Energy Chart」の英語版を公開しました。
https://isep-energychart.com/en/

ぜひ海外の研究者やお知り合いにもお知らせください。






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「幸せ経済社会研究所」~幸せと経済と社会との関係を見つめ直す
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<info@motion-gallery.net>
2018年12月17日 22:35
To: tacumi.na@gmail.com
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2)後日プレミアムコードとご利用方法をMotionGalleryからメールでお送りします。

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クラウドファンディング は終了した瞬間こそが、新たなチャレンジの始まり。プロジェクト期間中だけではなく、前後も支えるようなサービスとしてありたい。そんな思いから今回のプランが誕生しました。今後ともMotionGalleryをどうぞよろしくお願いいたします!

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枝廣淳子さんのメールから

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                       Enviro-News from Junko Edahiro


                           No. 2664 (2018.12.16)

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今日の朝日新聞(東京、大阪、名古屋版)に広告が出ていますが、光文社新書より、
東洋経済の考え方・中国古典の知恵を人生に活かすためのヒント満載の本が出ま
した。

日経新聞では14日付に広告が掲載されており、朝日新聞の九州・北海道版は明日
17日に広告が出ます。

『ぶれない軸をつくる東洋思想の力』 (光文社新書)  864円
田口佳史・ 枝廣淳子 (著)
https://amzn.to/2DTHllb


先日出版された『人生のピークを90代に持っていく!』と同様、数年前から進め
ていた企画ですが、やっと世に送り出せて本当にうれしく思っています。

東洋思想や中国古典は、リーダーシップ論や戦略論としてはよく取り上げられ、
書籍もたくさん出ています。私は、8年ほど前に本格的に勉強を始めてから、
「これは、現役で働いている人たちはもちろん、子どもから若者、子育て世代、
退職後の方々の人生の役に立つ!」と思い、人生論として、よりよい生き方の指
南として、ぜひ伝えたい!と思うようになりました。私の師でもある東洋思想・
中国古典の第一人者である田口佳史先生に何度もお話をうかがって、一緒につく
りあげた1冊です。

ぜひご一読いただきたく、「はじめに」と「目次」をご紹介します。


~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

はじめに

「いけいけドンドン」の時代が終わり、これまで「絶対」だと信じてきた価値も
揺らいでいる。何か大事なものを失ったのではないか、このままではいけないの
ではないかとの漠とした不安が頭をもたげては、むりやり見ないふりをして過ご
している毎日──。

この混迷の時代に、どうすれば、「今日もいい一日だった」と、充足感のある自
分らしい人生を生きていけるのだろうか?──とまどい、模索する人々が増えて
いる。

日本の子どもたちは幸せなのだろうか? 価値観が多様化した社会の中で、子ど
もたちをどのように育てればよいのだろうか? 日本の将来を切り拓いていく力
を持った子どもたちが育っているのだろうか? 幸せで力のある人間に育てる方
法がわからず、他人との比較や学校の成績といった狭い視野で、子どもの豊かな
人生の芽を摘んでしまっている親も多いのではないか。

子ども時代を人生の「春」とすれば、「夏」は、20代~40代ぐらいだろうか。人
生でも最もエネルギーに満ち満ちているこの時期、「人生100年時代」も念頭に
置いた上で、どのように自己を鍛錬し、成長していけばよいのだろうか。

そして、40代後半から50代の「秋」。人生100年時代には、多くの人がここから
あと50年生きていくことになる。この時期にしっかりと後半生の準備を進めるに
はどうしたらよいのか。自分の軸をどのように持つことができるのか。

「冬」、60代~70代以降。いかにこの冬の時代の楽しさを味わいながら、「死」
と向き合っていくことができるのか。

混迷の時代に、まわりの要望や時流に翻弄されることなく、自分らしく納得のい
く人生を歩んでいくためには、自分なりの確固たる「軸」や「芯」が必要である。
東洋思想は、そのような「軸」や「芯」を形成していく上で、大きな土台となり、
刺激となり、教えとなる。

東洋思想とは、儒教道教をはじめとする中国哲学インド哲学日本哲学など、
アジアで生まれた思想だ。スティーブ・ジョブズが禅に傾倒していたことはよく
知られている。また、近年シリコンバレーをはじめとする欧米企業では瞑想や禅
をベースとしたトレーニングが盛んになっている。西洋近代思想の行き詰まりを
打開する可能性を東洋思想に求める人が増えてきているのだ。そして、東洋思想
には私たちの生き方の行き詰まりをも打開してくれる力がある。

環境やエネルギー問題、地方創生に関わっている人間がなぜ東洋思想? と思わ
れるかもしれない。

私が環境問題に取り組み始めたのは、20年以上も前のことだ。温暖化、生物多様
性……と次々と地球環境問題が姿を現す状況に、「こうした〝問題〟は実は、
『根本的な問題』の〝症状〟のひとつだ。こうした多くの問題を引き起こしてい
るのは、有限の地球の上で無限の経済成長を求める現在の経済や社会の構造では
ないか。幸せとは何か、地球の持続可能性を損なうことなくみんなが幸せになれ
る経済や社会とはどういうものかを考えずして、環境問題を解決することはでき
ない」と思い至り、2011年に幸せ経済社会研究所を設立し、活動を始めた。

「あるべき経済や社会の姿とはどのようなものか」を考えることは、「私たちは
どう生きるべきか」を考えることにもつながる。こうした問いへの答えを求めて、
7年前から東洋思想の第一人者・田口佳史先生のもとで中国古典を学び始めた。
この時代を幸せに生きていく知恵と真に持続可能な社会を築くためのヒントはこ
こにある! という確かな手応えを感じつつ、勉強を重ねている。

本書は、田口先生に私がさまざまな角度や切り口でお話をうかがい、「人生100
年時代を幸せに生きる糧に」と一緒に編み上げたものである。

子ども時代は子ども時代の、青年期は青年期の、成人期は成人期の、そして今後
多くの人々が人生の長い時間を過ごすことになる老成期には老成期の、課題と豊
かな可能性がある。人生の春夏秋冬を、田口先生はどのように生きてきたのか?
 東洋思想から得られるものは何か? その生き様と先生の語る東洋思想の真髄
は誰にとっても有用な手引きとなると信じている。

東洋思想・中国古典は、これまで、戦略論やリーダーシップ論など、経営者やリー
ダー向けに説かれることが多く、「それだけではもったいない」と思っていた。
若者や子育て中の親、企業人や主婦、高齢者など、幅広い層の人々にとっても、
この混迷と混乱の時代を、しなやかに強く凜々しく生きていくための教えやヒン
トがいっぱいあるからだ。本書が混迷の時代に生きていく一人ひとりの「軸」や
「芯」の形成の一助となることを心から願っている。

田口先生はよく、「愉快な人生」と言われる。そう、愉快な人生を送ることがで
きたら、本当に幸せだろう。しかし、世の中は厳しく、時代は先が見えず、刹那
的な「愉快な瞬間」はあっても、「愉快な人生」なんてあるのか、と思う人も多
いかもしれない。でも本書を読んでいただければ、人生のどの段階からでも「そ
の後の愉快な人生」をつくり出すことができるのだ! と思っていただけると思
う。

しなやかに強く、軽やかに幸せな人生、愉快な人生に向けて一歩でも二歩でも進
んでいただけたら、著者としてこれ以上うれしいことはない。


<目次>

はじめに 

第1章 「春」──幸せな子どもの育ち方

愉快な人生の土台をつくる/「教える」とは「引っ張り出す」こと/「慈愛」と
「義愛」/慈愛と義愛から四端、そして四徳へ/発見イコール感動/素読のパワー
/本がいらない、共鳴感/江戸時代の三位一体型教育/寺子屋は個別授業/江戸
の教育の最初は「清掃・応対・進退」/清掃──三つの効用/応対/進退/「孝
行」と「徳」──江戸時代の教育の背景にある人生観
悩んだら、田口先生に聞いてみよう(1)


第2章 「夏」──青年期の自分の育て方

人間にはアクセルとブレーキが必要/「五欲」と「禽獣」/孔子はなぜ三大聖人
の一人になれたのか?/アクセルとブレーキの判断基準は「調和」/不易の「調
和」と易の「ライフサイクル」の調和が鍵/人間的成長とは、宇宙の調和を読み
取れるようになること/宇宙の秩序の読み取り方/人間を磨く──古典を読む意
味/自己を鍛える! 「立腰」「慎独」「克己」の効果とコツ/立腰/慎独/克
己/精神の鍛え方──内面を見続ける/自反内省/自分の嫌なところを見つめる
/生きること自体が修行/外側にあるものは内側・心の産物/「主客同一」/内
面を見つめる──自分の体験/生死の境をさまよう重傷/職務質問を避けるため
に起業/食えないからやるしかない/思考能力の鍵は、「根源、長期、多様」/
セカンド能力のところでファースト能力を発揮する──就職のコツ
悩んだら、田口先生に聞いてみよう(2)


第3章 「秋」──人生の陰と陽を生きる成年期

人生の陰と陽の生き方/陰のときは「しめた」と思え/心の持ち方しだい/両極
の悩みに悩んだ三〇代、四〇代/会社を畳む決断/一〇〇%成功する大人の勉強
法/「精通する」という感覚を得る/「嫌なことよ、来い」/幸せのおおもとは
心にある/ポジティブ思考との違い/「生きているということはトレーニングだ
と思え」──事上磨錬/幸せとは本人の心次第/老荘思想の危険地帯/経営計画
はシナリオだ/未達はありえない/「道」は田舎の母のようなもの
悩んだら、田口先生に聞いてみよう(3)


第4章 「冬」──人生の終章の生き方

「自分には能力も経験もない」という前に/生きるとは生涯現役であること/年
季の入る生き方、入らない生き方/「動じない」人間になる/人生の午後には、
自分のメッセージを作っていく/古典は体験の整理に役立つ/「死」とは「帰っ
ていくこと」/『老子』の「生死論」との出合い
悩んだら、田口先生に聞いてみよう(4)


終章 現代を生きるための東洋思想

ぶれずに柔軟な「東洋思考」とは/日本の地理的特性とそれが生んだ思想哲学/
現在、私たちが直面している諸問題の根源/「越えてはならない一線」を社会が
共有する/東洋と西洋の知の融合をめざして/経済成長をどう考えるか/経済成
長一辺倒では、陰陽にならない/立派な人間になることの意味/ブレーキを持っ
ているかどうか/心の満足のための産業とは?/人格について/人間として生き
ることを学ぶ/技術に精神はあるか?/国家を考える/たかだか三七〇年ぐらい
の歴史しかない国家/国民国家のマイナス面が噴出する時代/横井小楠が唱えた、
王道論の政治/本当の意味での「国民国家」/構想係がいなくなった明治政府


あとがき(田口先生)


~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~


私なりの問題意識・視点で中国古典を読んでいると、いろいろと発見があってわ
くわくしてきます。たとえば、SDGsの17目標のほぼすべてに対する考え方や取り
組みが、「書経」や「孟子」にも出ているのです! 「持続可能性」の要諦をず
ばりと伝える物語もあります。そのうち、「中国古典におけるSDGs」という本を
書きたいなあと思っています(^^;


20代の頃から、中国古典・東洋思想に惹かれるものを感じ、「いつかはしっかり
勉強したい」と思っていました。40代に田口先生に出会うことができ、そのもと
で実際に勉強を始めて、「魂が悦ぶとはこういうことか」という時間を過ごす中
で、「子育てや生き方に悩んでいる人たち、自分らしく生きたいと模索している
人たちに少しでも伝えたい!」と思うようになりました。

その思いが叶って、本当にうれしいです。自分なりの「ぶれない軸」「愉快な人
生」の参考になれば幸せです。


『ぶれない軸をつくる東洋思想の力』 (光文社新書
田口佳史 (著), 枝廣淳子 (著)
https://amzn.to/2DTHllb






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「幸せ経済社会研究所」~幸せと経済と社会との関係を見つめ直す
http://www.ishes.org/

枝廣淳子さんのメールから

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                       Enviro-News from Junko Edahiro


                           No. 2663 (2018.12.09)

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いま『ティール組織』という本を読んでいます。「こんなふうに企業や学校も運
営できるんだなあ!」とわくわくしています。次の木曜日の読書会で、この本の
キーポイントをお伝えし、みんなで議論できること、とっても楽しみです。よろ
しければぜひご一緒に~!

「幸せと経済と社会について考える読書会」
ティール組織』を読む
12月13日(木)18:30~21:00(開場18:15)
https://www.ishes.org/news/2018/inws_id002554.html


さて、幸せ経済社会研究所では、日本の素敵な取り組みや大事な考え方を世界に
発信する英語ニュースレターを発信しています。登録はこちらからどうぞ!
https://www.ishes.org/en/newsletter/index.html

今回は、11月下旬に世界に発信したニュースレターの日本語版をご紹介します。
私もお手伝いさせていただいている福島での取り組みです。英語版はこちらにあ
ります。
https://www.ishes.org/cgi-bin/acmailer3/backnumber.cgi?id=20181122


~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


あすびと福島の挑戦 ~福島の未来を担う次世代を育てる~

一般社団法人あすびと福島は東日本大震災原発事故の被害にあっ福島県南相
馬市で、福島の復興を担う人材育成のための仕組みづくりを企画・運営している
団体です。

2011年に東日本大震災原発事故が起きて以来、避難地域に指定された市町村で
は一部を除き避難指示が解除された地域が増えつつあります。しかし事故から7
年がたち、避難先での新たな生活が定着しつつあるため、事故前に生活していた
場所に戻らない選択をする人たちも多く、急激な高齢化が進んでいます。加えて
原発事故が起こったことで、農産物に対する風評被害もあり、復興への道のりは
大変険しくなっています。

そんな環境の中で、全国から支援してもらったので将来自分たちも誰かの役に立
ちたい、大好きな地元のために貢献したいと思う若い世代が復興を担う人材とし
て成長できるよう、あすびと福島は世代別に具体的な仕組みを提供しています。

○世代ごとの成長
長期を要する福島復興のために、あすびと福島は次代を担う若い社会起業家
「福島型アントレプレナー」の早期育成に取り組んでいます。トップランナー
なる若い人材が事業を起こして復興に貢献する。さらに、その姿を見て育ったさ
らに若い世代が、自分も事業を起こせるようになろうと挑戦する、といった良い
循環が起きるよう、世代ごとに段階を踏んだ成長の種を提供しています。

例えば、小中学生には再生可能エネルギーの知識を深める中で「自分で考えて行
動する力」「自分の考えを発表する力」を育むことを目的としてワークショップ
を開催しています。子どもたちが成長するにつれて、自分でさまざまな意見を持
ち、エネルギーについて積極的に関わっていこうとする姿勢を感じます

また高校生、大学生には小中学生向けのワークショップやスクールの手伝いをす
る中で世代の違う人たちとのコミュニケーションの取り方を学びます。ほかにも
自分たちでイベントを企画・準備するなど、あすびと福島で学んだことを実践で
きる場を提供しています。

再生可能エネルギーを体験
福島県南相馬市内で500kWの太陽光発電所と2棟のドーム型植物工場を持つあす
びと福島の施設「南相馬ソーラー・アグリパーク」では、平日の体験学習として
主に小学生、中学生に向けた人材育成の取り組みの場となっています。

この施設では太陽光発電所での点検やパネルの方角、傾きを自分たちで変えると
発電量がどう変わるかなどを研究したり、水力発電で自分の力と水の力を比べる
など、自然エネルギーについての学びを深めます。同時に、自分で仮説を立てて
試行錯誤しながら自分で答えを探しだせるようにプログラムを工夫しています。

参加した子どもたちから「みんなで話し合って意見を持つことの大切さを学べた」
自然エネルギーで上手に発電できる方法はないか探したい」など積極的な感想
が出ています。

ほかにも畑の廃棄物からバイオガスを作りだす実験を通して再生可能エネルギー
の可能性を考える体験スクールや、足を使って発電させたり、太陽光パネルを動
かして発電させた

電気をどのくらい貯めることができるのか、貯めた電気で何を動かすことができ
るのか、自分で体験しながら楽しく学べる週末スクールなど、エネルギーについ
て学べる機会を増やすことで、考えて試す機会を増やしています。

○地元の魅力を発掘
2017年8月に高校生から社会人まで世代を超えた起業合宿「あすびと福島コミュ
ニティ」が開催され、プロジェクトがいくつか生まれました。そのうちのひとつ
が2018年7月22日にマンホールアート多世代交流イベントとして開催された「小
高マンホールアート・プロジェクト」です。

これは、福島県を観光客満足度日本一にすることを目的と定め、小高の町をアー
トにしようというコンセプトのもとで、身近すぎて気づかない地域の魅力の発掘
と、将来の観光資源を作っていこうという思いの大学生が主導となって準備を進
めました。このプロジェクトは、原発事故後に避難区域に指定され、解除された
今も住民の帰還が元通りには進んでいない地域で開催され、当日は招待した小学
生や地元高校生を中心に約60人集まりました。

小高の魅力を体感するイベントの前半は、地元高校生が企画・運営する「ゼロ・
ゴミッション」活動をしながら、小高の街を歩きました。「高校生ゼロ・ゴミッ
ション」とは、ゴミ拾いを通して歴史や文化、ゴミについて知ってもらったり、
参加者が交流しあうことで絆が生まれ、南相馬での楽しい思い出の場所になった
り、町の環境や雰囲気を活性化することを目的としたスポーツ化した参加型の活
動です。南相馬市の高校生が企画・運営し、あすびと福島がサポートしています。
参加者を班ごとに分けて、集めたゴミの重量とそのほかのミッションをポイント
化して班対抗で競いました。

イベント後半のレクリエーションでは、「ゼロ・ゴミッション」で街を歩いた時
に見つけた小高の魅力を参加者で共有しました。また小高の大蛇伝説を描いてい
る「大蛇伝説のマンホール」の図柄を当時考案した下水道課OBにも来てもらい、
考案した理由や小高の歴史について話してもらいました。最後に会場の近くにあっ
たマンホールの蓋に色をつけて、マンホールTシャツを作りました。

イベント開催にあたり、マンホールに色を塗る許可を出した行政の協力や地域住
民との開催までの意見交換、企画をサポートした社会人との連携を通して、学生
たちはさまざまな経験を得ることができました。と、同時に小学生をはじめとす
る参加者の間で小高の魅力を再確認できたことは、地域全体にとってもよい機会
になりました。

ほかに起業合宿で生まれたプロジェクト、「浪江・花プロジェクト」があります。
東日本大震災で避難地域に指定された浪江町は避難指示が解除されるまで6年か
かり、残念ながら地域のコミュニティがなくなってしまいました。学生たちは町
民にとってかけがえのない「つながり」を創り出そうと「花」をテーマに町民の
みなさんと交流できる場を作ろうと考えました。2018年3月に町内公園で花壇を
つくり、4月は花の種まき、5月は花の栞づくりのワークショップを開催しまし
た。

○憧れの連鎖
子どもたちがこれまであまり学ぶ機会のなかったエネルギーについて、学んだこ
とを友人や家族に話すことで、エネルギーについて考える機会が増えました。

また高校生や大学生が他世代交流イベントを開催することで、世代を超えてコミュ
ニケーションが生まれたり、地元の良さを改めて感じるようになりました。元々
コミュニケーションが得意でなかった高校生たちがあすびと福島のプロジェクト
にボランティア参加していく中で、コミュニケーションを積極的に取れるように
なり、自分たち主体で小学生たちの学びの場を進行するなど色々挑戦していきた
いと思うようになりました。

あすびと福島は自分で考え、行動し、事業を起こす「島型アントレプレナー
を育てることで、その下の世代が憧れて自分たちも続こうとする「憧れの連鎖」
を生み出しています。それは「憧れの連鎖」が福島の真の復興の鍵だと考えてい
るからです。

長期にわたる福島の復興を担う若い人材を育成するため、アメリカの寄付支援団
体GlobalGivingを通じて継続的に寄付を募り、持続可能な活動を続けています。
震災から立ち直るための福島の土台づくりに挑戦している活動に今後も期待した
いと思います。

あすびと福島の活動はこちらからご覧いただけます。
HP:http://asubito.or.jp/
GlobalGiving Asubito Fukushima: https://www.globalgiving.org/donate/40599/asubito-fukushima-general-incorporated-association/
Facebookhttps://www.facebook.com/asubitofukushima
Twitterhttps://twitter.com/asubito_en
Instagram:asubito_fukushima


~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


https://www.globalgiving.org/donate/40599/asubito-fukushima-general-incorporated-association/
こちらに活動の写真や、活動報告などもありますので、ぜひご覧ください。
そして寄付を通じて活動を支援していただけたらうれしいです。

http://asubito.or.jp/support/
こちらは日本語の団体サイトです。あすびと福島には、たくさんのソーラーパネ
ルがあるのですが、1万円で個人パネルオーナーになって活動を支援する、とい
うやり方もあります。

福島の真の復興のための息の長い活動が持続可能につづいていくことを心から願っ
ています。





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「幸せ経済社会研究所」~幸せと経済と社会との関係を見つめ直す
http://www.ishes.org/

白鳥一彦さんのメールから

━━━━━━□ 12月 一考察 □━━━━━━━━━━━━

―― 牛乳は、牛の血液

    プラントミルク(植物性飲料)を広げよう!

                 船 瀬 俊 介

そもそも牛乳を飲む = 牛の血液を飲む なんて普通想像しないだろ。
牛乳と血じゃ色も違うし、飲んでみても味も違うし、血なんか飲んだらヤバイと思うはず・・。
それでも牛乳は、元は牛の血液から出来ている!

人間の母乳にしても実は、血液なのです。
乳房に集まった血液が酵素膜を通って、酵素の働きで一瞬のうちに白くなり乳首からにじみ出る。
現代人に牛乳アレルギー・乳(乳製品)アレルギーが増えたのは、本来、日本人の体質に合わない
牛乳 = ?牛の血液?を戦後、給食に出し続けた結果です。
その上『骨を強くするために牛乳を飲みましょう!』とよく言われますが、これ自体が嘘の始まり。
このような牛乳健康神話が広く深く浸透していて、未だ、小学生、中学生、高校生、いや、すべて
の勘違いお馬鹿たちがガブガブ牛乳を飲んでいる。
牛乳は、リンが豊富でマグネシウムが少ないため、脱灰を起こしてカルシウム濃度を変化させてし
まう。その結果、逆に骨がもろくボロボロになる。そんな現状を打破するには代替えミルクが必要
です。それが、プラントミルク(植物性飲料)です。

私は、今年、きれす けいこ先生を介してオルチャータと出会いました。
800年前からスペインで愛飲されている オルチャータ [a1] 。タイガーナッツを絞ったプラント
ミルクです。

 [a1] 
800年前からスペインで愛飲されているオルチャータ:
http://command-ex.com/L3629/g4531/62821

一口飲んで、天地がひっくりかえったような驚きと飲みごたえ!

「これは旨い!!」

栄養価も高く、240~140万年前に東アフリカに住んでいた人類の祖先である初期人類(猿人)時代
から食用にされていた [a2] 、それも主食だと言う。

 [a2]
初期人類(猿人)の時代から食用にされていた:
http://command-ex.com/L3629/g4531/72821

そうなるとタイガーナッツが、人類が生きていくための栄養素バランスの良い食糧だと時代が証明した
ことになります。こんな素晴らし食材からできるプラントミルク「オルチャータ」を広げない手はあり
ません。私は、「オルチャータ」では、名前が覚えにくいので、【トラミルク】とすることを、きれす
先生に提案しました。きれす先生は、すぐに商標登録の申請をしたそうです。

この【トラミルク】の元、「タイガーナッツ」を解説しましょう。
タイガーナッツは、ナッツと呼ばれていますが実は、ナッツ種ではありません。
カヤツリ草と云う、草になる小さな根野菜(塊茎:かいけい) [a3] です。

 [a3]
カヤツリ草と云う、草になる小さな根野菜(塊茎:かいけい):
http://command-ex.com/L3629/g4531/82821

世界中の温暖な気候で育ちますが、栽培作物として起源は、古くは紀元前メソポタミア文明のベースと
なったチグリス・ユーフラテス川の沿岸から医療食として栽培が始まり、ペルシャやエジプトを経由し
てアラブ文化と共にスペイン南部に伝わりました。エジプトでは、壁画にも描かれています [a4] 。

 [a4]
エジプトでは、壁画にも描かれています:
http://command-ex.com/L3629/g4531/92821

2014年 英国オックスフォード大学の研究論文 [a5] によると、タイガーナッツは2百万年前から食用に
されていたと書かれています。

 [a5]
英国オックスフォード大学の研究論文:
http://command-ex.com/L3629/g4531/102822

また古代エジプトでのファラオ(王)の石棺からもタイガーナッツが発掘された事からも、歴史上最も
古い栽培作物と注目を浴びています。栽培は、スペイン・バレンシア地方が中心ですが近年では、アフ
リカの広い範囲で生産が拡大 [a6] しています。

 [a6]
アフリカの広い範囲で生産が拡大:
ニジェールブルキナファソ、マリ、ガーナ等西アフリカ諸国

スペイン国内ではチュファと呼ばれ、搾汁されたタイガーナッツは『オルチャータ』と呼ばれる健康飲料
として普及しています。また最近、欧米ではスーパーフードとして認められドリンクのみならず、そのま
ま食べる、フラワー(粉末)に加工して焼き菓子やパン、パスタに至るまで様々な食べ方で健康補助食品
として人気を集めています。

日本では、1992年に「きれす けいこ(QUILES Keiko)」氏が国内初の輸入・卸売販売を開始した事から、
その低カロリーとバランスの良い栄養価が認められ美容・健康食品として多くの年齢層に喜ばれています。
スーパーフードとの呼び声も高く、栄養価も満点 [a7] です。

 [a7]
スーパーフードとの呼び声も高く、栄養価も満点
http://command-ex.com/L3629/g4531/112822

またタイガーナッツには、4つの大きな特長があります。

━━━━━━━━━━━
(1)アレルギーフリー
━━━━━━━━━━━
アレルギー面においてタイガーナッツは、食物アレルギーを持たない稀少な食べ物です。
タイガーナッツは塊茎であるため大豆や乳製品、穀物木の実のナッツ、種子などとは違ってアレルギー
性が非常に少ないのです。

━━━━━━━━━━━
(2)レジスタントスターチ
━━━━━━━━━━━
難消化性デンプン(レジタントスターチ)と呼ばれています。
これは、“でんぷん”でありながら、エネルギーになりにくく、整腸作用や生活習慣病の予防効果がある
とされているユニークな食物繊維質で、これを豊富に含んでいます。

この『レジスタントスターチ』は、小腸では消化されずに大腸に直接届くデンプンと言われていて、その
ためダイエット効果や、胃腸の消化器官で善玉菌を増やす効果が期待される「善玉プレバイオティクス」
なのです。

 善玉プロバイオティクスとは・・
 『宿主に有益に働く生きた細菌(=有用菌)によって構成される添加物』と定義される。
  乳酸菌、ビフィズス菌、食物繊維、オリゴ糖など善玉菌に関わるものの総称。

レジスタントスターチ』ですが実は今、健康医学会の世界で大注目の成分で、糖尿病およびメタボ予防
の観点で、強力な栄養成分になると研究発表されているほどです。

━━━━━━━━━━━
(3)良質な脂肪酸
━━━━━━━━━━━
ジャガイモのような野菜塊茎と違って、タイガーナッツはヘルシーな脂肪酸を持っています。
脂肪酸の組成は、

 一価不飽和脂肪が 73%、
 飽和脂肪 18%、
 多価不飽和脂肪 9%

とヘルシーな「オリーブオイル」や「アボガド」に構成が似ている良質で健康的な脂肪酸バランスを保持
しています。

━━━━━━━━━━━
(4)自然栽培でフェアトレード
━━━━━━━━━━━
タイガーナッツは、自然栽培でフェアトレードで輸入されたソーシャルアイテムとして承知されています。
遺伝子組換えしていないことや農薬不使用、基本的なことも大変素晴らしい安心安全な条件で栽培されています
そして、タイガーナッツがスーパーフードと呼ばれているワケは他にもあります [a8]。

 [a8]
スーパーフードと呼ばれているワケは他にもあります。
http://command-ex.com/L3629/g4531/122822

こんな、素晴らしい食材を見逃すな!!

        (了)


協┃力┃願┃い┃
━┛━┛━┛━┛

タイガーナッツの「粉」を広げる活動を始めています。
目指すところは、プラントミルク(植物性飲料)の流通です。
そうなれば、お母さんが牛乳を選ばず、プラントミルクをお子さんに飲ませることができます。
このプラントミルクをタイガーナッツで作ります。
しかしながら、粒(個体)をミルク(液体)にするには、かなりの製造費用がかかるため、
まずはタイガーナッツの粉を“タイガーナッツ・フラワー” として、一般家庭に「小麦粉」
のように広げようと思います。
自然の甘さがある、この「粉」は、無限の可能性を秘めています。

この活動に賛同、協力していただけないでしょうか。
ご連絡いただければ、試食用に少ない量ではありますが、“タイガーナッツ・フラワー” を
無料送付致します。

ご協力していただける方は、以下メールアドレスにご連絡いただけたらと思います。

 info@doctor-support.org
 担当:白鳥一彦

  お名前
  メールアドレス
  地域
  活動内容

 ・・を送信してください。

皆さんと共に、プラントミルクの普及を目指したいです!
ご協力の程、宜しくお願い致します。

 NPO法人デザインリブ
 http://command-ex.com/L3629/g4531/132822
 タイガーナッツ研究会 事務局長 白鳥一彦

豊崎流の気療法はすばらしい

http://www.toyoseitai.net/recommend/tmn/

 

上記、きわめてマイナーなスポットですが、2回うけて、紹介せずにいられません。まかふしぎな、グリグリすることで体内電気をからだに走らせ、関節、しゅようの改善にみちびく。

 

整体がはじめてなので、こうも感動するのかどうか。指のことをきっかけに、からだ全体をよくしてくれるのでは、ないでしょうか? 

 

上腕の内側をグリグリすることだけでも、この豊崎流・気療法の、いや、これは、整体でどこでもやってるのかどうか? とにかく、上腕うら、グリグリすること、やりかたを身につけると、いいと思います。うちで、自分でしています。いいです。指のいたみが、指のつよさに、変わっていくような、不思議な感覚です。へバーデン結節がこわくない。

 

おそわった、10センチ直径・30センチ長の、ミニ・ストレッチポールを、背骨にあててあおむきに寝るのも、すごい。ヨドバシドットコムで売ってます。980円。

 

気療法プラス、ミニポール背骨あてで、なにかが、根本からよくなる。すべてか? 3分から10分くらいか。つかれたなー、と思ったときにやるのがよいとか。帰ったときなど。いつと決まったときでなく、疲れた時。首は、たらんとたれて、後頭部のでっぱったところが、布団についてよい。

 

豊崎先生という人が、ジワーッ、と、小生のこめかみにツールを当てることで、目が根本から、よくなる予感がします。もっとじっくり経過をみてから、ひとさまに言ったほうがよいのでしょうが、とにかく、おしらせまで。

 

ひとは、もっといい整体、やってるのかなー? 初回12000円、つぎから1時間10000円です。小生には、きつい。しがみついてきた、三井温熱にかようこと、や、ほかの細かいことは、やめました。ゼラチン1日1グラムは、つづけています。やすいから。

枝廣淳子さんのメールから

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                       Enviro-News from Junko Edahiro


                           No. 2662 (2018.11.27)

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今月から大学院大学至善館での担当授業「システム思考と持続可能性への挑戦」
が始まり、その準備と授業に注力しているところです。同じ授業を日本語と英語
で行うので、準備も2倍かかりますが、能力とやる気のある社会人学生たちとの
熱気ある授業は、とてもやりがいがあります!

2019年度の募集要項もアップされていますので、ご興味のある方、是非ご覧くだ
さい。
http://shizenkan.ac.jp/

というわけで、あまりメールニュースが出せていないのですが、おかげさまで先
日出版された『人生のピークを90代にもっていく!ーー折り返し地点から、「死
ぬまでハッピーな人生」をつくる』、好評をいただいているようで、うれしく思っ
ています。
https://www.es-inc.jp/books/2018/bks_id009764.html

また、[enviro-news 2659]で、お伝えしたように
日本もついにレジ袋有料化へ!~「プラスチック資源循環戦略」素案が出ました
https://www.es-inc.jp/library/mailnews/2018/libnews_id009740.html

その後の委員会を経て、中間整理されたプラスチック資源循環戦略(案)について、12
月28日までパブリックコメントを行っています。ぜひご覧いただき、ご意見をお
寄せいただけたらと思います。

こちらに、意見公募要領のほか、プラスチック資源循環戦略(案)、(参考資料)
プラスチックを取り巻く国内外の状況などのpdfがあります。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195180053&Mode=0

そして、今週金曜日には、環境省の担当者においでいただき、企業向けにイーズ
主宰の異業種勉強会も行います。オブザーバー参加も可能ですので、ご興味のあ
る方は以下より事務局までご連絡ください。

環境省担当者に聞く「海洋プラスチック問題」~企業はどう対応すべきか』
日時:11月30日(金)13:30~17:00(13:10開場)
場所:東京都内 (※ご参加者に詳細をご連絡させて頂きます)
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.es-inc.jp/network/forum/2018/nwk_id009735.html


ということで、このあとはいつものように、自社の関連するものを冒頭にまとめ、
そのあとは、基本的に日付順です。私も出演?させていただいている映画「おだ
やかな革命」の上映会もありますね! とっても素敵な映画なので、お近くで上
映会があったらぜひご覧になってください。