ふくぎょう とは❓

━━━□ 10月  二考察 □━━━

―― 身近なワークスタイル

コロナ禍で?副業?の急増100万人!

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    「副業」が
身近なワークスタイルとして定着
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10年前なら人に気づかれてはいけないタブーな行為。
副業にまつわる雑誌などの記事では「会社にバレない」といったサブタイトルが使われ、
こっそり稼ぐ手段にすぎなかった。

ところが、ヤフー、ライオン、三菱地所メガバンクなどが副業を解禁した2020年以降、
解禁どころか奨励する会社も登場。
最近は「副業をするので帰ります」と公言できる職場も増えつつある。
副業は、政府が推し進める「働き方改革の重要なトピックスにも挙げられている。
コロナ禍において在宅勤務が一般的になると、「大副業時代の幕開けか?」という報道も目にする。

そもそも現代の副業とは何なのか? 

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     世の中には、
  どんな副業があるのか?
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ところで現在、世の中にはどのような副業があるか、あなたはリストアップできるだろうか。
本業ならいくらでも思いつくだろうが、なら副業は、どうだろうか。

いくら時短勤務になろうと、たとえ在宅勤務であろうと、本業をしながらできる副業はかなり限られている。

パソコンやインターネットのスキルが高く、しかもクリエイティブなセンスがある人なら、
クラウドソーシングなどを利用して空いた時間で稼ぐこともできる。文章力がある人ならライティング。
趣味の写真や映像処理を生かした副業もあるだろう。

副業の書籍や雑誌、ブログを大量にチェックすると、必ず出てくるのが「せどり」だ。古本や家電などを、
楽天やアマゾン、ヤフオク!などで転売して稼ぐ方法だ。
世の中、DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代なのに、大手経済誌が、いまだにこんな手法を
紹介するのかと、がっかりした。

他人の代わりに文章を書いたり、写真を撮ったり、動画編集したり。はたまた転売して、お金を稼ぐだなんて、
きわめて労働効率が悪いではないか。時間を切り売りする労働は、最もやりがいを感じられない働き方だ。
本業を制限してまでやることではない。

しかも、ライティングや撮影などは、センスが求められる仕事であり、
当然のことながら訓練すれば手に入れられる技術ではない。
(趣味ならいいが、お金をもらえるレベルになれる人は多くない)

どうしてもそれがやりたいのであれば、それを本業にすべきである。

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  副業を軌道に乗せるまでの
  「最低必要努力量」は?
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アフィリエイトや輸入ビジネスで儲けている人も多いだろう。YouTuber(ユーチューバー)になって
広告収入を狙うという選択肢もある。
民泊などのシェアリングビジネスでもいいだろう。とはいえ、ここまでくると、起業と同じぐらいの
覚悟がないと不可能だ。

ハンドメイド品をメルカリで売って月に5万円ぐらい稼いでいる知人がいるが、よく観察してみると、
単にメルカリに出品しているだけではないことがわかる。
コンスタントに稼ぐためには、マーケティングセンスや、リピート購入するファンとの関係を構築するための
コミュニケーション術も求められる。

また、「儲かる/儲からない」以前に、このような副業を軌道に乗せるまでの
「最低必要努力投入量(ミニマム・エフォート・クワイアメント)」を投下できるのか、ということも考えるべきだ。

たとえばブログを書いてアフィリエイトで月10万円稼ぐのに、どれぐらいのコストが必要か、算出できるだろうか?
経済的コスト、時間的コスト、精神的コスト――この3つのコストを、相当量投下してはじめて成し遂げられることを
知っておいてほしい。

そういうことがわからない人は、

「誰でも”せどり”で年収1千万稼げる! 1日10分働くだけ!」

 とか、

「輸入ビジネスで、あなたも”億り人”の仲間入り!」

といった煽りのキャッチコピーに騙され、稼げるアフィリエイターの「お客様」になるだけである。

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 副業と兼業と投資を区別する
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不動産や株式、FXで儲けようとするのは副業ではなく「投資(もしくは投機)」だ。
10年、20年といった長期投資ならともかく、短期間で儲けようとするのは簡単ではない。
相当な訓練とセンスが求められるだろう。知人の証券アナリストも「株で損しない方法を教えてあげよう。
それは株に手を出さないことだ」と言っている。

代行業やポスティング、データ入力で儲ける……というのは、副業というより兼業に近い。
自分の時間を投下してお金をもらうわけだから、前述したように本業をやりながらだと、必ず長時間労働の生活になる。

また、このような代行業は、AIやRPAなどのロボット技術が進化したら、消えていくような仕事とも言えるだろう。

そもそも、副業、兼業、投資、節約、ポイント集めを混同している人が多すぎる。
副業は副業、兼業は兼業、投資は投資。これらのことが区別できない人は頭を整理することができていない
頭が整理できない人が、独自の力でお金を稼ぐことは難しいのだ。

副業解禁してもいい。しかし期待したとおりに稼げる人は、ほんの一握りだ。

だから「本業」をおろそかにして「副業」を意識しすぎ、騙される人が急増しないか。
それが私は心配だ。情報格差、知識格差が、ますます所得格差につながっていく気がするのである。

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副業よりも「自己研鑽」しよう!
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パーソルが2019年に実施した「日本の働く意識」の調査結果では、社外で自己研鑽しない人の割合が46%にも
のぼることが明らかになっている。

日本を含むアジア太平洋地域では、他を大きく引き離して最下位(2位のニュージーランドが約22%)であり、
こんな国民が副業で成功するはずがない。

私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントだ。いろいろな企業の現場に入るが、実務以外の勉強、
スキルアップに精を出している人は本当に少ない。
会社に不満を抱きながらも、自分の市場価値を上げようとする努力をまるでしていないのである

副業している時間があったらその分、自己研鑽したほうがいい。そのほうが確実に生涯年収はアップする。
副業よりも、本業に活かせる知識やスキルをもっと身につけるべきだ。

みずから自己研鑽せず、市場価値を上げようとしないものだから、会社に不満があっても転職できないのである。

人生100年時代」だ。だから、「今の本業」「未来の本業」のために、目先の小銭集めに執着しないこと。
そして、”有能な”アフィリエイターたちのカモにならないよう、情報武装することが大事だ。

よほどセンスがない限り、副業で簡単に稼げることなどない。

引用:YAHOO!ニュース
https://command-ex.com/L3629/g4531/36321


・・・・・ 編集後記 ・・・・・

発行責任者の白鳥一彦です。

ホットジャーナルでは、コロナワクチンのことを書き続けてきましたが、相変わらず99%
マスク歩行をしているし、何を言っても響かない・・ こちらが疲れきってしまいました。
この状況だと、これより先の大不景気は免れない。なので今回は、副業話題にしました。

じっくり読めば、わかるように「副業」も簡単ではありません。
でもやらざるを得ない状況が、もう目の前です。

頑張りましょう、死ぬまでは!
お子さんの教育費も稼がねば・・
貧困家庭に落ち込まないように、今からアンテナ鋭く張っておきましょう!