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第62号 リーマンショック以来の出来事

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庭の梅の実が日ごとに大きくなっています。
昨年は、実らず、買って作った梅シロップと梅干
ですが、今年は、なんとかなりそうで楽しみに
しています。

我が家の酒豪は、梅干しの副産物の梅酢を
楽しみにしています。

焼酎に入れるとおいしいのだそうです。


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第62号 リーマンショック以来の出来事

大田区の2021年度予算が成立しました。

今年の予算の中でも歳入(収入)をみると、
住民税と法人住民税がダブルで大幅減に
なっています。

実は、これは、
2008年のリーマンショック以来初めてのことです。

収入(歳入)は減りますが、総額は2938億円と過去最高規模。

・借金(区債)
・貯金(基金)取り崩し
・国と都の補助金頼みの事業の増

とかなり無理をしている予算です。

それでも、所得の減や景況悪化に対応し、
区民生活を支える予算になっているなら良いのですが、

・【福祉事業を廃止や縮小】し、
相変わらずの優先順位の低い箱モノや開発、それも

・【蒲蒲線など鉄道関係に莫大な予算】が使われます。

区内の鉄道乗降客数の約半数は、
既に2018年をピークに減り始めています。

蒲蒲線や駅前広場整備に、
今、多額の税金を投入すべきでしょうか。

労働人口減、コロナ、テレワークなど、
鉄道利用者数が減る要因が目につきますが、
大田区は、今年度から鉄道部署を新設し、
開発をさらに進めようとしています。

所得が減ることが問題なのに、
民営化や民間委託を拡大し、
大田区は、さらに低所得、不安定雇用を
増やそうとしています。

国の予算も見ましたが、状況はほぼ同じで
所得税法人税共に減収を見込んでいながら
国債を発行して総額を増やしています。

国債で、将来の子どもたちが納める税収を
先取りし、その一部が、大田区補助金
として交付され、
蒲蒲線や蒲田・大森駅前広場の整備に使われるわけです。

大田区は、住民税の減収を、今後数年続くと
見込んでいます。
にもかかわらず、
国土強靭化で土木建設をさらに進めると、
社会保障費を削るしかなくなる、のではないでしょうか。

最近言われているベーシックインカムですが、
この流れの対症療法だということが、以下の本を読むと見えてきます。

ベーシック・インカム
~国家は貧困問題を解決できるか~
原田泰氏著 
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2015/02/102307.html

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☆インフォメーション・集会・イベントなどのお知らせ

ティーパーティ
*5月はGWのため、第2水、金です

奈須りえとテーマを決めないおしゃべり会です。
下記の時間帯、奈須りえが事務所におりますのでお越しください。

場所:奈須りえ事務所
参加費:無料
5月12日(水)19時~21時
5月14日(金)10時~12時

*事前にご連絡ください。

大田区中央2-11-5
電話:09091560313
メール:office@nasurie.com

◆傍聴のお誘い
4月15日(木) 都市環境委員会
4月20日(火) 防災委員会
委員会の日程は下記の通りです

http://www.city.ota.tokyo.jp/gikai/kaigi_oshirase/kaigi_nittei/R0304.html