奈須りえさんから
奈須りえのメルマガ 目からうろこ
第46号住民意見は造られる?
開発のための住民意見~
大田区議会議員 フェアな民主主義
奈須りえです。
法律が変わっても、翌日から社会が変わるわけではありません。
今の社会の状況は、 20年くらい前の制度改正の影響が大きいと思っています。
2000年に地方分権一括法で475の法律がかわりました。
2001年の省庁再編のために、省庁改革法で17本、 施行関連法で61本の法律が、一括審議で可決されています。
2001年の省庁再編のために、省庁改革法で17本、
「地方分権」も「省庁再編」も、私たちが、 社会が良くなると信じて疑わなかった改革です。
ところが、改正された中身をみると、 必ずしも私たちが望む改正が行われていなかったことがわかります 。
ところが、改正された中身をみると、
省庁再編で「健康で文化的な暮らし」 を守るために必要だった社会保障制度審議会が廃止されました。
代わりにできたのが「経済財政諮問会議」です。
同時に、福祉を営利企業= 株式会社で担わせることを可能にしています。
「政治に私たちの声が届かない」と不満を抱いていた私たちは、 中央集権が、その原因だと考えて、地方分権を支持しました。
ところが、権限を持ったのは住民ではなく、首長で、 私たちの生活課題=貧困や社会保障サービスの不足は、 解決するどころか、悪くなっています。
この間の制度改正により、 投資家に利益が流れるように作られてしまったので、 税金を集めても、国債を発行しても、福祉に使っても、 それだけでは格差の是正ができません。
日本の制度が、 すっかり変わってしまっていることを理解したうえで、そこから、 どう、私たちの暮らしを支えるための政策を作るか、新しい年も、 皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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第46号 住民意見は造られる?
開発のための住民意見~
せせらぎ公園では、 2004年土地を買って公園を整備するとき住民と作った約束を反 故にして、自然と緑を開発する計画が着々と進んでいます。
これまでの約束を守ってほしい、 住民の声を聞いてほしいと約3000の署名を集めましたが、 大田区は、その声は聴かず、 新たにワークショップを開くと言っています。
どんなワークショップかと思ったら、 大田区推薦の委員を20名集め、 地域住民の参加は20名までに制限すると言います。
これで、地域住民の声は今後の整備に反映されるでしょうか。
約1300本の樹木が伐採された田園調布せせらぎ公園の公園内の 開発が止まりません。
公園の緑を守りたい多くの住民が、約3000筆の署名を集めて大 田区に公園内の開発はやめてほしいと訴えています。
2019年5月の説明会の時点で、大田区は、計画は「 決まっていない」と言っていたので、約3000筆の署名を集めた ら、いつの間に体育館整備などは決まったと説明し始めました。
誰の声で決めたのか、大田区に聞いたら、今度は、 住民意見を聴くためのワークショップを2020年4月以降に開催 すると言い始めました。
決めた後の、あと付けのワークショップです。
メンバーの構成を聞いたら、大田区が、 推薦する委員を20名決めて、残りの20人は公募し、 希望者が多ければ抽選だそうです。
このしくみだと、 大田区の意にかなったメンバーを半数揃えることも可能です。
区の計画を疑問視する声が大きくなり、 それでも計画を進めたい大田区が、 後付けで区の意向に沿った結論を導くために行うワークショップの ように見えて仕方ありません。
そもそも、
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☆委員会・議会のお知らせ
☆委員会・議会のお知らせ
本会議場にも、お越しいただ
きたいと思いますが、
事前通告の不要な、委員会
にも、ぜひ、傍聴にお越し
下さい。
1月21日(火)10時~防災対策特別委員会
1月22日(水)14時~教育委員会
1月22日(水)14時~教育委員会
2月17日(月)から第一回定例会が始まります。2020年度予 算も審議する議会です。
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☆集会・イベントなどのお知らせ
◆田園調布せせらぎ公園自然観察会
日時:2月11日(火)祝日
午後1時~3時
雨天時は 2月24日(月・祝)に延期
集合場所:田園調布せせらぎ公園 多目的室
参加費:(500円(親子の場合1組(500円)
連絡先:せせらぎ公園の緑を守る会
安永正子 09077079550
◆ティーパーティー
テーマを決めないおしゃべり会です。
その時集まるメンバーで、話題も変わります。
その時集まるメンバーで、話題も変わります。
*今月は第二水曜日夜なのでご注意ください
一回目2月7日(金)10時~12時
二回目2月12日(水)19時~21時
場所:奈須りえ事務所
参加費:300円(お茶・お菓子付き)
電話:03-6303-8671