グリーンピースさんから

内藤さん

先週、内藤さんのお名前を含めた1万9,326人の署名を、農水省に提出しました!

ネオニコ系農薬を必要以上に使わせる制度をやめて

私たちがミツバチになって、稲穂を手に署名を届けました!内藤さん、大切な署名を本当にありがとうございます。

田んぼは、日本で一番ミツバチが死んでいる場所です。黒い斑点のある米ができないように、カメムシをやっつけるためにネオニコ系農薬が使われていますが、今では機械で黒いお米を取り除くことができるので、ネオニコ系農薬を使う必要も、カメムシを殺す必要もありません。農薬を推奨する制度だけが残ってしまっています。

農家さんたちは、12年以上前から安全な米作りのために制度見直しを求めてきました。その1人、秋田県の米農家・今野さんは、こんなメッセージを届けてくれました。

「農産物検査法の目的を、農産物の安全性を向上させることに変え、等級制や着色粒規定を廃止するなど、抜本的な見直しが必要です。今回の見直しで着色粒の問題が解消されなければ、長ければ数十年間、日本の水田で無駄な殺虫剤散布が続く可能性があります」

農水省は、8月中にこの制度を見直す検討会を立ち上げることにしていましたが、それはまだ始まっていません。農家も、消費者も、米どころの自治体も、農薬を必要以上に使わせる時代遅れの制度を見直してほしいと言っているのに、あと一歩のところで、農水省が二の足を踏んでいます。内藤さんをはじめとした農家や消費者約2万人の声は、農水省に緊急性を伝えたはずです。

これからも、農家さんと一緒に、声を上げていきましょう。

グリーンピース・ジャパン 関根彩子

P.S. まもなく収穫を迎える米どころでも、そして大都市などの消費地でも、農薬をムダにつかわせる制度を改善するために、地元の議会に働きかけるなどの活動がはじまっています。農家も消費者もできる次のアクションを準備中ですので、引き続き力を貸してください!