白鳥一彦さんのメールから
【末期ガン】生還した人が実践している9つのこと
治癒不能といわれたガンが自然治癒する現象が、
しかしケリー・ターナー博士が目を通した、
事例を報告しています。
医師は、
話は「偽りの希望」
結果、自然治癒事例は事実上放置されてきました。
全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために
医学論文をくまなく分析し、
ガンの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」
それらは、ガンの治癒のみならず、
発売と同時に、米アマゾン1位“ガン部門”にランクイン、
なった話題の書『ガンが自然に治る生き方』
■「治った」人の1000件以上の医学論文
寛解症例の研究に着手してまず驚いたのは、
れていたことでした。
一つは、劇的に寛解した患者本人の一群です。大多数の論文では、
考えているかについて一切言及していませんでした。
劇的な寛解を遂げた患者の身体の生化学的変化については、
しかし、患者に「あなたは自分がなぜ治癒したと思うか」と聞き、
のです。
患者たちは、意識的だったかどうかはともかく、
医師はなぜそれに興味を持たなかったのでしょうか。
そこでわたしは劇的な寛解を遂げた20人にインタビューし「
聞くことにしました。
医学論文で黙殺されていたもう一群は、
ガンからの劇的な寛解は、当然のことながらほとんどの場合、
起きています。
それなのに、
調べてきませんでした。この事実にわたしは驚きました。
わたしが会った劇的寛解の経験者は、世界の隅々まで、
した。そこでわたしも世界中を旅して回り、非西洋医学の治療者、
ーをしました。
10カ月かけて10カ国(アメリカ“ハワイ”、中国、日本、
ザンビア、ジンバブエ、ブラジル)を回りました。
ジャングルや山の中、そして都市を旅し、治療者と話をしました。
各地のすばらしい治療者がわたしに話してくれた経験を、
■ガン治癒を目指して実行していた9項目
劇的な寛解について記した医学論文は1000本以上分析しました
インタビューを続け、その対象者は100人を超えました。
わたしは、質的分析の手法で、
その結果、
が75項目、浮かび上がりました。
しかし、全項目を表にして出現頻度を調べると、
に登場していることに気づきました。
たとえば登場回数が73番目に多かった「
これは調査対象中の、ごくわずかな人が話してくれただけでした。
かたや語られる頻度のもっとも高かった9つの要素については、
「ガン治癒を目指して実行した」
と言及していたのです。
その9項目とは次のとおりです。
・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ
この9項目に順位はありません。
人によって重点の置き方が異なるものの、
わたしが話を聞いた劇的寛解の経験者はほぼ全員が、
のです。
そこで本書は9章に章立てし、
各章では、まずその章のテーマについての解説と、
次に、劇的な寛解を遂げた人の実話を記します。
章末には「実践のステップ」と題して、
方法をご紹介します。
■偽りの希望と真の希望とは
9項目の詳細に入る前に、
まず、わたしは手術、抗ガン剤、放射線の「三大療法」
たとえ話をしましょう。
ふつう、フルマラソンを走るとき、人は靴を履いて走ります。
があって裸足で走る人がいます。
なかには裸足のまま元気に完走してしまう人もいます。
同じように、ガンにかかった人は、
けれどもときおり、ほかの方法を試そうとする人が存在します。
わたしは後者に関心を持ちました。何を実践して、
それを突き止めることがわたしの仕事です。
2つ目に、わたしは本書によって、
劇的な寛解をした患者のほとんどが、医師から「
しています。
ひどい話ではありますが、その医師の立場になって考えれば、
けれども劇的に寛解する人が現にいるという事実を黙殺するのは、
ずっと罪深いことではないでしょうか。
カリフォルニア大学で、研究方法についての授業の初回に、
仮説から逸脱した事例に遭遇したとき、
そしてその逸脱事例を吟味してから、研究者がとるべき道は2つ。
1つ目は、
2つ目は、その事例を説明できる新しい仮説を考え出すこと。
要するに、仮説に合わない事例は無視してよい、
ガンの克服は人類共通の目標です。
態度なのです。
次に、「偽りの希望」について検討します。
「偽りの希望を人に与える」とは、
を抱かせるということです。
ガンからの劇的な寛解が起きる理由は、
は事実です。現代の医学では説明のつかない方法で、
■9つの仮説から私たちは何を学べるか
この違いを理解したうえで、わたしたちは、「
はなく、ガン治癒の鍵となるかもしれない症例を、
9つの要素は、
理論ではありません。
この9項目によってガン患者の生存率が上がると断定するには、
必要で、残念ながらあと何十年もかかるでしょう。
それでもわたしはこの仮説は重要だと考えています。
これを読者と共有するのに、あと何十年も待とうとは思いません。
それよりも、質的分析を使ったわたしの研究結果を公表し、
されてきたのか、
いのです。
もしもわたしが、「
偽りの希望を抱かせる行為です。
わたしはそうは言いません。わたしに言えるのは、「
仮説を検出しました」ということだけです。
次に、
まず研究者たちの手で、
それからガン患者本人、
から勇気を得てほしいと思います。
わたし自身、初めてガンの劇的寛解の症例に出合った時、
医学的常識に反してガンを克服する人が、
ガンの予防や健康全般に関心のある人にも、
そして現在病院で治療中の方々、
本書が励みになることを願っています。
さらに本書がきっかけとなって劇的な寛解をめぐる議論がはじまり
から学ぼうとすることを心から願っています。
症例を見ていて不思議に思うことがあります。
なぜ、ある人に効く方法がほかの人には効かないことがあるのか。
いまのわたしたちには、その理由はわかりません。
けれども説明不能を理由に劇的寛解の現象から目を背けるのではな
とも人間の自然治癒力について何らかの知見を得ることができるで
うまくいけば、
いずれにせよ、黙殺からはどんな知見も得ることはできません。
もしアレクサンダー・
ていたでしょう。
あまたの歴史的発見は、逸脱事例の研究からはじまりました。
逸脱した事例には、真の希望が宿っている可能性があるのです。
著者:Dr. Kelly A. Turner/ケリー・ターナー博士
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腫瘍内科学領域の研究者。
学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、
カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。
博士論文研究では、奇跡的な回復を遂げた、1000件以上の症例
報告論文を分析し、1年間かけて世界10カ国へ出かけ、奇跡的な
生還を遂げたガン患者と代替治療者を対象に、治癒に至る過程
についてのインタビューを行った。
本書はそこから得られた知見を患者や家族、そして健やかに生
きたいすべての人のためにわかりやすくまとめた著者初の書籍。
出典:PRESIDENT Online
http://reside-ex.com/Lbe1634/
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著者 ケリー・ターナー (著),長田 美穂 (訳)
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