枝廣淳子さん、エネルギッシュ
枝廣淳子さん、がんばれ。以下引用。
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『地元経済を創りなおす――分析・診断・対策』(岩波新書)
http://amzn.to/2FCzZzV
2年前に、岩波新書の担当の方に企画書を出しました。
~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~
○地域経済の現状
観光や投資で地域にお金が入っても、
いに使われ、
○本当の地方創生と幸せのために大切なこと
いくらお金を地域に「引っ張ってくるか」「落とすか」でなく、
「一度地域に入ったお金をどれだけ地域内で循環し、
本書では、そのための考え方の枠組み、実践のためのツール、
し、地域の人々が「地域経済を自分たちの手に取り戻す」
域創生と人々の持続可能な幸せを支援する
~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~
私は、島根県・海士町、北海道・下川町、熊本県・
治体や地域での「まちのビジョンづくり」や「
組み」のお手伝いをさせてもらっています。
うかがい、いろいろ教えてもらっています。
「環境問題に関わっているアナタが、なぜ地域に関わっているの?
それは、「未来は地域にしかない」と信じているからです。
エネ庁のエネルギー情勢懇談会や、環境省の中央環境審議会など、
の委員も務めていますので、
要性も承知しています。
しかし、その政策が実際に人々の行動変化として結実して、
出していく場は、霞ヶ関ではなく、地域なのです。
そんな思いで、地域のお手伝いをするようになりました。
・バックキャスティングでビジョンを描く。
・システム思考で地域の現在の構造を見える化する。
・人々の幸福度を測定し、施策に反映する。
・社会的合意形成をはかる。
・プロジェクトをPDCAサイクルで着実に推進していく――
そのようなお手伝いをしながら、ここ数年、「
思いを強くしてきました。そうして、
になる未来に役立ちそうな、枠組みやツール、
本だけではなく、英国やスペイン、米国など、
と刺激になります。
地域経済をしっかりとしたものにしていけるかどうかは、
問題ではありません。
日本の「人口3万人未満の自治体」の人口を合計すると、
です。一方、この人口3万人未満の自治体の面積を合わせると、
%になるのです。
つまり、日本の面積の半分近くをわずか8%
これらの地方で地域の経済が回らなくなると、
いずれ、人のいない地域が広がっていくでしょう。そうなると、
全することすらおぼつかなくなってしまいます。
人口減少と過疎化が進む地方では、さまざまな「移住政策」
いうまでもないですが、多くの場合、移住者は仕事がない限り、
できません。「いかに人を惹きつけるか」も大事ですが、「
元気にし、雇用や起業の可能性を広げておくか」
各地の地域が、それぞれ地元の経済をきちんと回し、
る割合を低減しておくことは、次なる金融危機やエネルギー危機、
暖化の影響(地球の裏側での被害もグローバル経済をたどって、
影響を及ぼす時代です)などに対する「しなやかに立ち直る力」(
を高める上でも、大きな鍵を握っています。
うれしい知らせは、「地域経済を取り戻す!」
まざまに登場しているということです。
地元経済の現状を「見える化」し、
いくことで、地元の経済を創りなおしていくことができます。
みが生まれ、成果を挙げ始めています。
本書は、「地方創生!」「地域経済の活性化を!」
ために必要な考え方や具体的な方法・ツール、
『地元経済を創りなおす――分析・診断・対策』
「漏れバケツモデル」や産業連関表の活用、
ど、お金や雇用を外部に依存している割合をまず知り【分析】、
るべきかを考え【診断】、そのうえで、
ができます。
そして、
はもちろん、海外の事例もいろいろ紹介しています。
用・転用可能な学びやコツ」がいっぱいあります。
効果的に取り組みを進めることができます。
構想から2年かかりましたが、このタイミングで世に送り出せて、
思っています。
一人でも多くの方の、
す。
そして、直接地域に関わっていらっしゃらなくても、
いありますので、きっと楽しい読み物になると思います!
『地元経済を創りなおす――分析・診断・対策』(岩波新書)
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