白鳥一彦さんのメールから
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HEARTH PRESS
~健康は知識と情報から~
食品添加物専門家 安部 司
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食品添加物を少なくする買い物方法
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これまで食品添加物の裏事情について、いろいろな話をしてきた。
「もう食べられるものがない」「明日から何を食べたらいいのか」
普段、
くのだ。しかし、そんな心配をする人ほど、
では、どうしたら添加物を減らすことができるのだろう。
<その1>
加工度の高い食品はなるべく避ける
たとえばビタミン、ミネラル、
自分でむいた根菜類を自分でとっただし、砂糖や純米みりん、
添加物はゼロだ。
これを少し手間をはぶいて、
利用したとする。
10~20の添加物が入る。
使うと、合計30~50種類の添加物が加わることになる。
当然ながら、加工度が高ければ高いほど、
<その2>
安いものにとびつかない
買い物をするときに、値段だけを見て安いもの、
ほかの食品と比べて値段の安いものには必ず理由がある。
スーパーのPB(プライベートブランド)
売っている。これらの中には材料の質を落として、
少なくない。ためしに、食品の裏のラベルを見れば、
使われていることがわかる。
添加物を使って利益は変わらず298円のものを作る。
「安いものには理由がある」これを肝に銘じておいてほしい。
<その3>
薄味に慣れて素材の味を知る
「塩」「化学調味料」「たんぱく加水分解質」。
だしの素もこの3つから成り立っているという話は以前にもしたが
作られる濃くて不自然な味である。
これらの味に慣れてしまうと、
味なども感じられなくなってしまう。いわゆる味覚の破壊だ。
不自然なまでの濃い味でなければ「おいしい」と感じなくなり、「
3兄弟のワナにはまる。料理はできるだけ、天然のものを使い、
ここまで書くと「手作りなんて面倒くさい」
しかし、考えてみてほしい。
めんつゆ、鍋の素、ドレッシング、焼き肉のタレ......。
こんな商品が冷蔵庫のドアポケットにたくさん並んでいないだろう
これらは大変便利な存在だが、添加物もたくさん使用されている。
しかも、値段も決して安くない。
食事に必要な分だけ、ほんの少し手作りをすれば、
ができる。そもそも「合わせ調味料」
もちろん、
食品添加物にはそれなりのメリットもある。
しかも、
時にはコンビニのお弁当や加工食品の日が続いたりすることがある
それでも、自分が何を食べているか「知っておく」
くるのではないかと思う。
添加物を単純に目の敵にして拒否するのではなく、
許せるか。それこそ大切なことだろう。
(了)
【次回】<3> 添加物と付き合うための3原則とは? へ続く
安部 司(あべ・つかさ)
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食品添加物評論家
1951年、福岡県生まれ
総合商社食品課に勤務後、無添加食品の開発・推進、
伝統食品や有機農産物の販売促進などに携わり、現在に至る。
熊本県有機農業研究会JAS判定員。
経済産業省水質第1種公害防止管理者。
主な著書に、
『食品の裏側』(東洋経済新報社)
『なにを食べたらいいの?』(新潮社)
『「安心な食品」の見分け方 どっちがいいか、徹底ガイド』(祥伝社)
引用:HEARTH PRESS
http://reside-ex.com/Lbe1634/
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