枝廣淳子さんのメールから
さて、
トングループの合宿に参加しています。
ボン研究所のハインバーグさんのお書きになったものを紹介させて
~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~
「サステナビリティに関して言えば、この世の中、
リチャード・ハインバーグ
2018年10月24日
原文URL
https://www.postcarbon.org/
車の運転は危険だ。いやそれどころか、
最も危険な活動といえるのではないか。
やってさえ、事態は時に恐ろしく誤った方向に行くこともある。
なくなるわ、天候のせいで道路がアイスバーンに変わるわ、
は居眠りしているわ、そして悲劇が起こる。だが、
たちの方なら、悲惨な事故が起こる可能性が跳ね上がる。
だから法律で不注意運転を思いとどまらせている。
読んではならない。助手席の同乗者とのイチャイチャもダメ。
罰金が待っている。
これは例え話だなと思ったのであれば、その通り! われわれ人類は皆、事実上
地球を「運転」しているのだ。
さらに数千年(あるいは数百万年)の間、
あるいは、人間の命を支えられず、
も許さないかもしれない状況へと急速に傾いていくのか。
大な責任を負っている。
だが、私たちは目の前に伸びる道に注意を払っていない。
漫なのだ。
私たち個人が注意散漫になるのは、やむを得ずのことが多い。
計を立てる必要があるし、家族や友人との時間を作りたいし、
楽しい。
私たちが集団として注意散漫になるのも、
経済は成長して、雇用が増え、
国の指導者にはテロ行為を防いでもらいたい。そして、
たちの側に勝ってほしいと思っている。
んな自分の「チーム」を応援しようと時間とお金を使っている。
肝心なことは、私たちが集団で道から外れて、
ば、こういったことが何の意味も持たなくなるということだ。
車の運転中に受信するメールは本当に面白いものかもしれないが、
をしたりする危険を冒して読む価値はない。同様に、経済や娯楽、
ツ、政治はすべて結構なことだし、
し、
証する限りは、である。
実際には、前方の道に注意を払っている人も少数存在する。
者、システムダイナミクスの分析者たちは、これまで数十年間、
る方向をモニターしており、
いる(直近のものを二つ挙げれば、「
Scientists Warning」と「IPCC1.5℃特別報告書である)
私たちが方向転換しなければ、前途に待ち受けているのは何か? 海水面の上昇。
嵐や干ばつ、洪水の激化といった常軌を逸した天候。
脅威。経済の崩壊。要するに、
だが、専門家の「変えるべし」
仮に私たちが本当に注意を払っているとしたら、
だろう?
私たちはサステナビリティ(
ステナビリティ)を一番の優先事項としているだろう。
し再利用する。再生可能資源は再生速度の範囲内でしか使わない。
を汚染から保護する。生物多様性を保全する。そして、
ノミーや再生型の経済を目指すだろう。
こういった指針を守る形で営むにはあまりにも経済が大きすぎると
たら、経済を縮小させるだろう(少し時間をとって、
最大の便益を作りだす方法を見極める。そして、
大もうけから最小の恩恵しか受けてこなかった人々が、
の中で公平な分け前を確実に受け取れるようにする)。
多すぎるのであれば、それも縮小するだろう(ここでも、
面を最大にするための時間をとる)。
そう、これらはすべて、個人に影響を及ぼすであろう。私たちは、
かどうかを決めるときに、人口水準について考えるだろう。
可能性を損ねるようなキャリア選択は、
り出す資源に依存する経済には投資しないようにするだろう。
――交通、食事、衣服、住居――
こうするのがとても大変なのはなぜか。
そう、この移行の最も難しいところは、最初に「そうしよう」
そして、いったんそう決めれば、
とも、
例えば、想像してみてほしい。
単に職を追うのではなく、天職を追い求めることができるだろう。
ほど忙しくない生活であったなら、
ることができるだろうと考えてみてほしい。
なく、健康と幸福を向上していけるだろう。
いま他のドライバーの気を散らしているものに同じように気を散ら
ではなく、私たちはそれぞれ、
を鍛え直さなければならない。
力が必要だ。だが、習慣の中にはあまりにも愚かで、
きるか死ぬかに関わるものもある。
私たちの注意を散らしているものはそれほど重要なのだろうか? 本当に大事な
ものに目を向けるより、
ど重要なものなのだろうか?
~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~
リチャードの最後の問いに、
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