枝廣淳子さんのメールから
先月「大停電下の北海道・下川町で考えた「レジリエンス」
事を書きました。
https://www.es-inc.jp/1dai/
北海道にお住まいの方から、メールをいただきました。
ついて参考になると思い、快諾をいただいたので、
~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~
あのときに書かれたメルマガの感想を少し書きたいと思います。
私の会社はLPガス・
ます。
災害が発生した時に、お客様からの要望に迅速に対応するため、
発電・LPガス発電機を装備しています。
(
平時は深夜電力で蓄電池を満タンにします。
優先に使い、発電量が足りなければ蓄電池の電力を使います。
蓄電池が空になり、電力会社から電力を購入しはじめます。
今回の場合はというと・・・。
蓄電池は満タンでした。
いつものように数時間程度で停電が復旧するだろうと考えていまし
電力を頼りに営業を開始しました。電話・コンピューター・照明・
便座などで、いつも通り電力を消費しました。
お昼前後に停電が長引きそうだという情報が入り、電話・
を止めました。夕方には蓄電池の電力が底をついたため、
で電話・コンピューターを維持しました。
この状態を2日目の20:
停電時間は40時間ほど、
停電の間、太陽光発電はあまり役に立ちませんでした。
停電時は停電時専用コンセントしか利用できないことと、
かったことで、せいぜい携帯の充電にしか使えず、
になりませんでした。
それでも社員やご近所の方は喜んでくれましたが・・・。
ころで肝心のガス・灯油のお客様からの緊急連絡はというと、
透かしでした。
旧後の緊急連絡殺到を警戒しましたがそれも無し。
ガス漏れ、灯油漏れなどがほとんど無くて本当に良かったです。
ガスメーターの対震装置がはたらいてガスが止まった方が数件あり
お客様のお話では、冷凍食品が停電により解凍してしまうため、
料理して食べたそうです。
札幌は弊社のある北区が震度5強、隣の東区が震度6弱でした。
道路が一部で陥没したり、
札幌の反対側の清田区で液状化した地域があったのはニュースでご
す。
今回問題だと思ったのは携帯電話の基地局の非常用バッテリーが切
バッテリーは数時間から24時間持つそうですが、
が落ち、街中あちこちで携帯が圏外表示となり通じませんでした。
広域で長時間の停電が発生することを想定していなかったようです
応がたくさん発生したいたら、
なお停電は札幌市内では6日夕方から復旧し始め、
ようです。停電時間は12時間から65時間ほどと思われます。
それにしても今回は電気に頼りすぎていたことを痛感しました。
これが冬だったら札幌でもたくさんの方が凍死したと思います。
自宅や避難所の暖房機が停電で運転できないことは大きな問題です
先生は非常用にも使える「ソーラーパネル+蓄電池」
られますが、
要だと思いました。
北海道の冬は暖房を継続することが命をつなぐために最優先。
発電機があれば燃料がある限り発電でき、
す。
弊社ではLPガスとガソリンの発電機を各1台保有していますが、
ンの発電機は運転できませんでした。
たため劣化したことが原因と思われます。
LPガスの発電機も同様の扱いでしたが、
無事に運転することができました。
また災害発生時にガソリンの入手は非常に困難です。
電があることろは営業していましたが、数時間も並ぶ上、
た。
避難所に用意するなら維持管理が簡単なLPガス発電機が良いと思
以上、思いつくままに書きました。
ご参考になれば幸いです。
~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~
この時代は、「ハイパーコネクティビティの時代」
りが非常に密になっているため、平時は便利な一方、
ながりを伝って、各所に影響が出てしまいます。
しっかり考えなくては、と思います。
ところで、
した。バラトン合宿であったのちも、「レジリエンスとは何か」
も、メールではやりとりしていましたが、会うのは久しぶり。
ジリエンス談義で盛り上がりました。
「レジリエンスとは何か」は、研究者向けでなく、
スの考え方を伝えたいと書いたんだよ、と話すと、「その本、
も必要だ! 英語にしてくれないか?」(^^;
ブライアンも「レジリエンス」という言葉を使わずに、
えるための本を執筆中とのこと。この時代のレジリエンス、
一緒に考えるために合宿しましょう!と盛り上がったのでした!
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「幸せ経済社会研究所」~幸せと経済と社会との関係を見つめ直す
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