白鳥一彦さんのメール

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牛乳は体に良いのか?シリーズ 1
★牛乳はカルシウムが摂れるというウソ
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牛乳は一般的に「骨を強くする」と言われていますが実は弱くします。骨を弱くする理由は、牛乳に
沢山含まれているリンが、血中のカルシウムと結びつき、リン酸カルシウムとなって、腎臓から尿と
して体外にドンドン排泄されてしまうからです。したがって、牛乳を飲めば飲むほど体内のカルシウ
ムが減少していきます。

アメリカでも、「骨粗鬆症は、牛乳の摂り過ぎが最大の要因だ」と証明されています。
それに、ただでさえ、日本人は乳糖不耐症の人が多く、遺伝子的に合わない民族ですから、牛乳は飲
まないに越したことはありません。

牛乳に含まれるカルシウムは、乳糖のなかに含まれています。
乳糖は、ラクターゼという分解酵素によって分解されます。
このラクターゼは、日本人を含むアジア人、アフリカ人などの場合、離乳期以降は分泌されなくなり
ます。そのため、分解酵素がないのに牛乳を飲み続けても、カルシウムは吸収できません。それどこ
ろか、他の食品から摂取したカルシウムまで体外へ排泄してしまうというデータが、既に1960年代に
報告されています。

ですから、カルシウムを摂取したいのであれば、むしろ牛乳よりも、野菜や海草の方が良いのです。
たとえば、ヒジキ(同量で牛乳の14倍)、わかめ(7倍)、海藻やゴマ(10倍)、切り干し大根(5倍)、
大根の葉(2.5倍)、小魚や煮干し(22倍)など、日本の伝統的な食材で十分カバーできます。
また、牛乳には、マグネシウムが非常に微量しか含まれていないことも問題です。カルシウムだけを
いくら一生懸命摂っても、それを吸収コントロールするマグネシウムをバランス良く摂らなければ、
骨は強くなりません。

さらに言えば、牛乳のタンパク質成分の大部分は、人体に不要なカゼインですから、人体に入ると
拒絶反応が起こり、ぜんそく、鼻づまり、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎などを起こすアレルギー
体質になりやすくなります。

そもそも、6,000種類もの哺乳類の中で、離乳した後、他の動物の乳を飲むのは人間だけです。
他の異なる動物の乳を飲めば、何らかの障害が出ても然るべきなのです。
牛乳は仔牛にとっては完全食品であっても、人間にとっては本来必要ありませんから、食品としては
嗜好品の域を出ず、良質のもので発酵している乳製品を時に摂るくらいですませるほうがよく、特に
日本人には合いにくい食材です。
それ以前に近年の畜産の現状を見ると多くの場合、抗生物質ホルモン剤などが使われていますので、
そもそも安全な牛乳を見つけるのも難しいのです。
そしてそんな牛乳が、日本でここまで広く普及したきっかけは、第二次世界大戦GHQによって学校
給食や病院食に導入されたからなのです。

乳がんと牛乳
http://reside-ex.com/Lbe1634/4251