奈須りえさんから

奈須りえのメルマガ 目からうろこ 

第44号 境界線が決まった中央防波堤に行って想うこと

大田区議会議員 フェアな民主主義 
奈須りえです。

「フェアな民主主義」もだいぶ
浸透してきたようで、大田区議会
の中でも、「フェア」という言葉が
使われるようになりました。

ただ、意味を誤解している方も
少なくないようで、
多く、長く、発言すると「フェア」
でないと言われたり、資料を請求
すると、「多数決」で不要と決め
つけられたりします。

ここを平等にしたら、一言も発言
しない議員に合わせて、発言しない
議会になるかもしれません。

委員会が求める資料が増えれば、情報
公開しても、期限いっぱい延長して
情報を出し渋っていた大田区も、
文書は区民のものという意識に変わり
大田区の透明性が向上するでしょう。

本会議場にも、お越しいただきたい
と思いますが、シナリオのない
委員会にも、ぜひ、傍聴にお越し下さい。

1月15日10時~総務財政委員会
1月21日10時~防災対策特別委員会
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

第44号 境界線が決まった中央防波堤に行って想うこと

大田区江東区の境界線が決まった
中央防波堤の、町名案を募集しています。

https://www.city.ota.tokyo.jp/oshirase/mokutekibetsu/kuseijoho/chomeiboshu.html

中央防波堤大田区部分は、既に、
コンテナの積み下ろしの埠頭として
利用されていのます。

いま、使われている埠頭と略称は
青海 (あおみ)A
品川(しながわ)S
大井(おおい)O

なので、A、S、O、で始まる
地名は採用されにくいカモ知れま
せん。

ちなみに、すでに使用が始まって
いる中央防波堤の埠頭は、
「Y」を使っているそうです

物流量が増えたから、東京都が新しい
埠頭を作ったのかと思ったら、青海
(あおみ)埠頭第2ヤードのコンテナ
75万tのうち約45万tを持ちこむ
のだそうです。

コンテナが、4段も5段も積まれて
いるより、低い方が取り出しやすくて
効率的だからだそうです。

東京都は、このために莫大な税金をかけて
埠頭を作ったのでしょうか。

大田区になった
この中央防波堤の埠頭は、通常より
深く掘ってあるそうです。

最近のきな臭い状況に、将来
空母や潜水艦のためにならないか
と心配になりました。

江東区になった
中央防波堤外側処分場には、東日本
大震災の時の放射性廃棄物(=焼却灰)
が埋め立てられています。
https://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/91ea013d66001c6400873d32aaa4054e

今の政治は、大切なことを私たちに
知らせず、順番を変え、言葉で飾って
真の目的がわからないように進めます。

しっかりと見据えていきたいと思います。

枝廣淳子さんから

 Enviro-News from Junko Edahiro


                      No. 2730 (2019.12.25)

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メリークリスマス! 

ときどきスイスから興味深いレポートを送ってくださる穂鷹知美さんが、一般社団法人日本ネット輸出入協会のウェブサイトに書いていらっしゃる素敵なレポートを送って下さいました。

刑事さんが考え出した「おしゃべりベンチ」って? ご快諾をいただき、共有します。(写真は https://jneia.org/191201/ からご覧ください)


~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~


一般社団法人日本ネット輸出入協会からの転載 https://jneia.org/191201/


会話が生まれる魔法のベンチ ~イギリスの刑事が考案した「おしゃべりベンチ」


「誰かが立ち止まって、こんにちは、と声をかけてもよければ、ここに座ってください。」

こんなことが、イギリスのある公園のベンチの背もたれにとりつけられているプラカードには書いてあります。今回は、このプラカードがもたらしてくれた(わたしが勝手に選んだ今年一番の)明るいニュースを紹介し、ここに映し出されていると思われる三つのテーマについても少し掘り下げてみてみたいと思います。

<「おしゃべりベンチ」のはじまり>

上のようなプラカードをつけたベンチがお目見えしたのは、今年6月、イングランド南西部の公園でした。それを発案したのは、20年以上エイボンサマーセット警察に刑事として務めるジョーンズさんAschley Jonesです(以下敬称省略)。

刑事であるジョーンズが、こんなベンチを考案したのは、詐欺師に25000ポンドを振込した未亡人にあったのがきっかけでした。その女性は、詐欺師ではないかと疑ってはいたものの、それでも振り込みを続けていたといいます。というのも、その詐欺師が毎日のように電話をくれたことが嬉しかったからだ、とジョーンズに説明しました。

孤独だったこの女性にとって、詐欺師との会話は、彼女が求めていた人との唯一の交流の機会をつくっていたという事実をジョーンズは重く受け止め、人同士が交流することをなんとか促進しなくてはいけないと思ったと言います。そして、彼が考案したのが、このような小さなプラカードをとり付けたベンチでした。

早速、6月はじめ、いくつかの公園のベンチに、小さなプラカードをとりつけてみました。その結果はどうだったでしょう。ベンチに座る人とそこを通りすがる人たちの間で、それまで声をかけあうことがなかった他人同士が、会話を交わすようになりました。なんの変哲もない公園のベンチが、知らぬ人どうしが話すきっかけをもたらすという、まさに「魔法のベンチ」になったのです。

この通常「おしゃべりベンチ Chat Bench」と呼ばれるプラカードをつけたベンチに、まもなく国内外のメディアの取材陣もおとずれるようになり、いつのまにか、ジョーンズ自身が驚くほど、短期間で反響が広がっていきました。現在、イギリス全土だけでなく、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツなど世界中に同様のベンチが設置されているといいます。

<「おしゃべりベンチ」が示唆する三つの重要なこと>

みなさんは、観光地かどこかで自分の写真をとってもらうのに、通りがかりの見ず知らずの人に声をかけようとしたものの、ひるんでしまった、という経験はないでしょうか。わたしはたびたびあります。見しらぬ人に話しかけるのは、用事があるこのような場合でも(少なくともわたしにとっては)、らくなことではありません。ましてや、用事も特にないのに人に話しかけるのは、通常、大変な勇気やエネルギーを要するはずです。時間がないから、危ない人物かもしれないから、など、自分で話しかけるのを断念するための理由をみつけるのに一生懸命になることは簡単にできても、話しかける勇気やタイミングをつかむのは容易ではないでしょう。

それを考えると、このベンチの小さな仕掛けが、世界的にすんなり広がっているという事実に、とても感心します。その感心の中身を少し細かく整理しみると、以下、三つの特記すべき事項が含まれていると思います。

・簡単なしかけやきっかけが、時として、人が人に話しかけやすくする効用をもつ
・見知らぬ人どうしの関係性が、各地で類似している可能性
・世界的に現在、孤独に苦しんでいる人が多いという現実

以下、この三点について、それぞれもう少し踏み込んで考えてみます。

<小さなしかけやきっかけがもつポテンシャルな効果>

おしゃべりベンチの事例は、ささいなモノが、人々に常識のバリアを破る小さな勇気を与え、その人自身だけにでなく、まわりの人やそれをとりまく社会全体によい効果をもたらすことがある。それを立証する好例といえるでしょう。

このように、小さなしかけや、きっかけが、人を躊躇させたり、あるいは逆に行動に踏み切る背中を押すような、キーとなる働きをし、人を慣習的な判断や行動と違う方向に導くことがあります。

これを行動経済学ではナッジ(Nudge)と言います。「ナッジ」は、英語で「ヒジで軽く突っつく」ことを意味する言葉で、行動経済学では、人々を、(社会で好ましいとされる)ある方向や行動に誘導・向かわせることができるものやことを、このように命名しました。これは、ルールや、強制的な措置のような、人々の意識を喚起したり、拘束力をともなうものとは、全く対照的な目標を達成するためのアプローチです。最終的には人々の自発的な判断や行動にゆだねますが、その前に、望ましい結果に結びつきやすくなるようなナッジを、周到に吟味し、最適の場所やタイミングにそれを設定します。

このような考え方に沿って考えていくと、人々の行動規範でなにかを変えたい時、そこでナッジとなるもものはなにか、どこにあるか、それを見極め、さぐりあてることが肝心、ということになるでしょう。端的なイメージとしては、社会に埋没しているスイッチさがしのようなものかもしれません。うまく社会でなにかが機能していない時、なにかが悪いためとは必ずしもとらえず、社会にすでにあるいい機能が、十分に作動していないのかもしれない。そう考えて、まずは、その機能を作動させるスイッチをみつけて、スイッチをいれてみる。このアクションに関心や希望を集中させます。

もちろんナッジがすべての社会の問題に万能の解決策になる、というほど世の中単純なわけではないにせよ、ある困った現象に対して、悪いものはどこだ、それを削除しよう、改変しよう、というところを出発点にしたり、それに終始するのでなく、困った現象が生じにくくしたり、あるいは、好ましい現象が、困る現象よりも起きやすくする。そのように誘導することはできまいか、という発想は、息詰まりそうな思索に風穴をあけるものでしょう。それが、ささやかな労力で実行にふみきれることもおおきな魅力です。

<背後にある共通する人間関係のあり方>

このような小さなしかけをもつベンチが、短期間で世界のメディアでも注目されるようになり、実際にいくつもの国で導入されるようになった。このことは、なにを意味するのでしょう。

まず、実際におしゃべりベンチを導入した国は、イギリス同様に、見知らぬ人にすぐに声をかけるような習慣がなかったと推測されます。

と同時に、このような小さなトリックが、実際に、それぞれの土地でも、うまく機能するのだとすれば(今回は、イギリス以外の国で、設置されたベンチが実際にどのように使われているのか調べていませんが)、見知らぬ人どうしの関係性が、イギリスと類似しているということの証左であるともいえます。

多様な国や文化を背景にもつ人の割合が高い都市であればあるほど、そこでの人々の行動規範が均質化され、かなり似通ってきて、その空間での他人との一般的な関係性もまた、共通する部分が多くなってきているのかもしれません。

<世界に共通する社会現象としての「孤独」>

今回のニュース自体は明るい希望がもてるものですが、その背景にある暗い部分を逆に照らし出したともいえます。それは、多くの人がかかえている孤独(感)の問題です。

先進国では近年、孤独を感じる人の数が増えており、それを個人の意向やライフスタイルを放置するのではなく、社会にとって好ましくない現象として問題視されることが多くなってきています。

イギリスでは、一週間の5~6日は、誰とも会話をしないという人が500万人いるとされ、2018年1月からは社会的孤独者問題に対処するため、孤独問題担当国務大臣(通称Minister for Loneliness )というポストまで設置されました。

都心部は例外ですが)基本的に、通りすがりの人にはあいさつをする習慣がいまだ残っているスイスでも(「たかがあいさつ、されどあいさつ ~スイスのあいさつ習慣からみえる社会、人間関係、そして時代https://jneia.org/180201-2/」)、今年発表された『健康報告書 バーゼル=ラント準州』によると、スイスでは「時々」、「かなり」、あるいは「とても」孤独に感じる人が三人に一人います。2002年には29.8%であったのが、2017年の最新の調査では、38.6%とほぼ1割増加しています(Obsan, 2019, S.43-44.)。

「孤独」はそれ自体でも辛いものですが、それが様々な問題に関連し、個人だけでなく社会全体においても悪循環をまねきかねないことも、最近指摘されています。例えば、医学界では、孤独な感情を恒常的に抱いていると、一方で、うつ病などの精神疾患だけでなく、ストレスがたまることで免疫機能が弱まり心筋梗塞や卒中発作など様々な病気の要因になっているという認識が広がりつつあります。

<おわりに>
孤独を感じる人が増えているのは深刻な問題ですが、その孤独を緩和するこのような簡単な方法が生まれてきたことは、まだまだいろいろできることはあるようだ、という希望を、孤独という社会問題を抱える国々に与えてくれます。

例えば、この記事をまとめている間に、また新たなニュースがとびこんできました。オランダでは今年スーパーマーメット・チェーンJumboでは、財団Alles Voor Mekaar(「すべて互いのため」の意)と協働し、「おしゃべりレジ」という話しをしながら買い物の清算をしたい人のための、レジを設置したところ好評となり、このようなレジを40支店に設置する予定だそうです(Supermarkt, 2019)。

人が人に話しかたり、交流するきっかけとなるスイッチは、まだまだほかにも、人々の生活のまわりのそこここに、埋まっていて、それが次々と、世界のいろいろなところで、これからみつけられるのかもしれません。そして今後、孤独が、世界の多くの地域で共通する問題であるとひとたび認識されれば、対策の速度や措置の種類は急速に改善されていくかもしれません。


<参考文献>
Burnham-On-Sea ‘chat bench’ initiative attracts global attention. In: Burnham-On-Sea.com, August 29, 2019
https://www.burnham-on-sea.com/news/burnham-on-sea-chat-bench-initiative-gets-global-attention-from-international-press/
Caderas, Ursin, Parkbänke gegen Einsamkeit - Wie ein einfaches Schild ein Gespräch auslösen kann, SRF, News (2019年11月5日閲覧)
https://www.srf.ch/news/panorama/parkbaenke-gegen-einsamkeit-wie-ein-einfaches-schild-ein-gespraech-ausloesen-kann
Mit Parkbänken gegen die Einsamkeit: In Grossbritannien funktioniert ein solches Projekt, Kultur Kompakt, Donnerstag, 26. September 2019, 11:29 Uhr
https://www.srf.ch/sendungen/kultur-kompakt/nicht-nur-kraeuterfrauen-waren-hexen-auch-arme-und-kinder
Supermarktkette führt «Plauderkasse» gegen Einsamkeit ein. In: Berliner Morgenpost, 21.11.2019, 15:54
https://www.morgenpost.de/vermischtes/article227712513/Supermarktkette-fuehrt-Plauderkasse-gegen-Einsamkeit-ein.html?utm_source=Zukunftsinstitut+Newsletter-Verteiler&utm_campaign=9ac4afdfbb-EMAIL_CAMPAIGN_2019_01_08_02_24_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_ffe62bfdc6-9ac4afdfbb-107772237&goal=0_ffe62bfdc6-9ac4afdfbb-107772237&mc_cid=9ac4afdfbb&mc_eid=f95d0dddb5
Schweizerisches Gesundheitsobservatorium (Obsan) (hg.), Gesundheitsreport Kanton Basel-Landschaft.Standardisierte Auswertungen der Schweizerischen Gesundheitsbefragung 2017 und weiterer Datenbanken (Obsan Bericht 03/2019). Neuchâtel 2019, S.43-44.
https://www.obsan.admin.ch/sites/default/files/publications/2019/obsan_bericht_03-2019-basel-landschaft_1.pdf
Police unveil ‘chat bench’ on Burnham seafront to tackle isolation. In: Burnham-On-Sea.com, June 15, 2019
https://www.burnham-on-sea.com/news/police-unveil-new-chat-bench-on-burnham-on-sea-seafront-in-bid-to-tackle-isolation/
The chat bench initiative, SENIOR CITIZEN LIAISON TEAM (SCLT)
http://www.sclt.us/chat-bench/4594670652


~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~


いかがでしたか?

「ナッジ」も興味深いですよね。私も関心を持っていろいろ勉強しているのですが、来年1月27日に開催する「幸せと経済と社会について考える読書会」で、ナッジの基本と事例を学ぼうと『行動経済学の使い方』を取り上げます。ご興味のある方、ぜひ一緒に勉強しましょう!
https://www.ishes.org/news/2019/inws_id002729.html


広井良典先生著の『人口減少社会のデザイン』に、「日本を訪れた外国人へのアンケート調査で、「日本に来て不便を感じたこと」として、「街の中に座る場所が少ない」が1位になっていたことがある」という記述があるように、ヨーロッパなどに比べると、日本は街の中でちょっと座ってひと休みしたり、お喋りしたり、という「場」が少ないですよね。

あちこちの街角や広場に「おしゃべりベンチ」があって、老若男女がお喋りしていたり、通りがかりの人に声を掛けたり、笑顔を交換したりしていたら、素敵だなあ。子どもたちが走り回っているようすをみんなでにこにこしながら見ていたらいいなあ。

日本がそんな国になったら、今朝の新聞が告げるように「出生数最少」「加速する人口減少・少子化を心配しなくてもよい社会になるんじゃないかなあ。

いよいよ自然電力へ


                  Enviro-News from Junko Edahiro


                      No. 2729 (2019.12.20)

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年末のアンケート、ぜひご協力をお願いします!
2019年を振り返って~持続可能性に関わるアンケート
https://forms.gle/wEWt5cQHC6nxeNEb8

10月にどなたでもお使いいただける「温暖化の"悪循環"からの脱出」というPDF資料をアップしました。多くの方にお使いいただいているようで、うれしく思います。
https://www.es-inc.jp/tools/archives/doc/20191108_JE_shiryo.pdf

ここにも書いているように、温暖化の悪循環から脱出するためには、CO2を出さないエネルギーへと変えていかなくてはなりません。

「事業で使う電力を100%再エネに変えていきます!」と宣言し、実際にシフトを進める企業も増えてきました。このイニシアティブ、「RE100」には世界中の大手企業が参加していますが、日本でも加盟企業が昨日30社となりました!
https://japan-clp.jp/climate/faq-reoh

このRE100に参加できるのは消費電力量の大きな企業に限られていたため、「中小企業でも参加できるしくみがあれば」と思っていました。そのしくみができて参加企業を増やしています。プレスリリースからご紹介します。


~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~


中小企業・行政・学校・病院等を対象とした新たな再エネ100%宣言の枠組み
「再エネ100宣言 RE Action」について

使用電力を100%再生可能エネルギーに転換することを宣言するRE100(英The Climate Groupが運営、以下TCG)は、企業が意思と行動を示す場として認知度が高まっています。

2019年11月時点で、RE100に参加する日本企業は28社となり、これら企業の消費電力量は約19TWh、⽇本の約2.1%に達し、市場への影響力を増しています。2017年のリコー社による日本企業初の参加表明以降、「再エネを購入します」という声が可視化され、電力事業者が再エネ電力100%プランなどの新たなメニューを提供する動きも出てきています。

一方で、国際イニシアティブのRE100に参加できるのは「消費電力量が10GWh以上の企業」に限定されるため、趣旨に賛同しながらも参加できないとの声も多く聞かれます。

このような状況を踏まえ、グリーン購入ネットワーク(GPN)、イクレイ日本(ICLEI)、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)は、中小企業・行政・学校・病院等の様々な組織が、規模に関わらず参加できる新たな枠組みとして「再エネ100宣言 RE Action(アールイーアクション)」を10月9日に発足させました。

発足が約1か月で既に41団体(電力消費量は合計で約320GWh:大企業30社分に相当)が参加し、現在も続々と新たな参加が増えています。

<再エネ100宣言 RE Action概要>
・名称:再エネ100宣言 RE Action(アールイーアクション)
・主催:再エネ100宣言 RE Action協議会(構成団体はGPN、ICLEI、IGES、JCLP)
・主な活動:参加者による再エネ100%宣言、及び再エネ100%実践支援、情報発信等
・参加対象:使用電力の再エネ100%を宣言するあらゆる需要家団体(日本に主たる拠点を有する団体。ただし、TCGのRE100対象となる年間消費電力量が10GWh以上等の企業を除きます。また、主な収入源が、発電及び発電関連の事業者を除きます。)
・参加要件:2050年までに消費電力を100%再エネ化することの宣言及び公表等
・参加費:団体規模により2万5千円~20万円
・参加によるメリット:
再エネ100宣言 RE Actionロゴの利用
脱炭素(再エネ含む)情報プラットフォームへの参加
RE100参加企業(日本の大企業等)や、GPN、JCLP、イクレイ日本加盟団体との交流
・推奨:The Climate Group
・アンバサダー:外務省、環境省京都市さいたま市浜松市横浜市

<「再エネ100宣言 RE Action」構想の背景と狙い>
今回、再エネ100宣言 RE Actionを設立した背景には、中小企業や自治体などの需要側が「再エネを調達したい」というメッセージを社会に向けて発信することの重要性があります

多くの企業や自治体等が具体的な団体名と消費電力量を示すことで、市場における需要がより明確になります。その結果、供給側の再エネ発電や再エネメニュー・サービス提供もより活性化するなど、需要と供給の好循環が生まれることが期待されます。

例えば、芙蓉総合リース株式会社は、国際イニシアティブのRE100あるいは再エネ100宣言 RE Actionに参加する団体に対して、再生可能エネルギー設備・省エネルギー機器等をリースする際に優遇するプログラムを先行して発表しました。

本活動には、11月時点で41団体が参加しており、企業だけではなく自治体、大学・学校、生協、病院から参加があります。全部の電力量を合わせると300GWhを超え、RE100の参加条件である10GWhの大需要家の約30社分にもなります。

これらの電力消費者と発電者の間で「直接電力販売契約を行うPPAモデル」や、ブロックチェーン技術を活用した電力の「産地指定買い」、既に再エネ100%を達成している団体の取り組みなど、生まれつつある先進的な事例も集約され、これらの実例を広く共有・発信できるようになると考えています。

また、再エネ100宣言 RE Actionの重要な目的として、再エネのコストに対する認識を変えることが挙げられます。日本では「再エネはコストが高い」という認識を持つ購入者が多いと考えられますが、購入する側の電力利用規模などによっては、再エネ電力は現状の電気料金より安く調達できると考えています。

実際に、参加団体へのアンケートでは、昨年のFITの太陽光の最低入札価格約14.3円よりも大幅に上回る価格で、電力を購入している事業者が多くいます。そのような企業や団体は、再エネに切り替えることで、災害時の備えや、地域循環共生圏づくり、さらには同時にコストダウンも実現できることになります。

再エネ100宣言 RE Actionの活動を通じて集まるこのようなビジネス事例の情報は、主に「脱炭素コンソーシアム」でやり取りされます。「脱炭素コンソーシアム」は、再エネや脱炭素に関するソリューション、実践事例などを情報交換でき、団体間の協力やビジネスを促進するウェブサービスで、これまでJCLP会員間で試行されていました。この秋、再エネ100宣言RE Actionの参加者も利用できるようになり本格運用を開始します。

再エネ100宣言 RE Actionは、参加者が多いほど、影響⼒を発揮できます。現在、参加者を募集しています。ご関心のある方はぜひご検討ください。

<問合せ先>
関心のある方、ご案内を希望される方は再エネ100宣言 RE Action協議会(GPN内)reaction@gpn.jpまでメールをお送りください。多くの方にご参加頂きたいと存じます。ご連絡をお待ちしております。

<関連リンク>
○再エネ100宣言 RE Actionウェブサイト
本件に関するプレスリリース、参加団体と目標、イベント案内等を公開しています。
https://saiene.jp/
○グリーン購入ネットワーク(GPN)
https://www.gpn.jp/
○イクレイ日本(ICLEI)
http://japan.iclei.org/
○公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
https://www.iges.or.jp/jp/
○日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)
https://japan-clp.jp/


~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~


こうして中小企業や行政、学校も参加できるようになりました! ぜひご参加ください。また、このイニシアティブを応援するための「アンバサダー」に、熊本県鳥取県なども就任しており、地域の取り組みも広がることと思います。

そして、もう一歩進めて、家庭も参加できないかなあと思っていました。でも、家庭の消費電力は小さいので、一軒一軒ではあまり大きな力になりません。

「じゃ、関心ある家庭をグループにして、合計の消費電力を大きくすればいい!」という考えて立ち上がり、まさにいま参加家庭を募集しているのが、東京都の新しい取り組み、「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーンです。
https://group-buy.jp/energy/tokyo/home

これは、「希望者が集まり購買力を高めることで、自然の電気をお得な電気代でご利用いただける日本初のグループ購入の取組み」です。

家庭をグループにして電力量をまとめ、それに対して「自然の電気が含まれる比率(自然の電気比率)が30%以上の電力」を供給する事業者がオークションに参加し、料金が決まります。海外の類似事例をもとにすると、1万円ほど安くなる計算とのこと(あくまで、参考の数字です)

対象:首都圏にお住まいの一般家庭や個人事業者
参加登録期間:12/3~1/21
参加登録は無料。登録しても契約切替の義務はありません
まずはお気軽に参加登録!

「ちりつも」作戦のよい例ですね! 「スイミー」作戦と言った方が良いかな? ウェブから流れを紹介します。


~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~


1. まずは無料で登録(1/21まで)
まずはお手元に検針票をご用意ください。
ご登録時にこの検針票に記載されている情報を正確に入力頂くことにより、オークションで選ばれた電力会社に切り替えると、皆さんがどれだけお得になるかを、より具体的に確認することができます。
参加登録は無料、また登録しても契約切替義務は一切発生しませんので、ご安心ください。
また、キャンペーンに関するご不明な点や、ご不安などがあれば、いつでもキャンペーン事務局のコールセンターにお電話をください。キャンペーン事務局が第三者の立場から、回答やアドバイスを差し上げます。

2. オークションによる料金メニューの選定(1月下旬)
キャンペーン事務局が、オークションにより、最もお得な自然の電気を提供する電力会社の料金メニューを選びます。多くの皆さんが集まるほど、安い料金メニューが選ばれる可能性が高くなります。オークションを実施する前には、東京都とキャンペーン事務局が、参加する電力会社を厳正に審査し、適切なサービスを提供できる会社であることを確認します。

3. 見積りの提示(2月上旬から)
オークションで選定した料金メニューの見積りをキャンペーン事務局からみなさんに提示させて頂きます。
見積りでは、首都圏の標準的な電気の料金メニューと、落札された電力会社の料金メニューを、比較できるようになっています。今までの電気の使い方によっては、予想以上にお得になるかもしれません。
1年間でどれくらい節約できるかご確認ください!

4. 切替のご判断(3/10まで)
見積り内容と、今まで契約していた電気の金額を、じっくりと比較しご検討ください。
見積り内容にご納得頂けたら、契約切替をご判断ください。

5. 切替手続きの開始
見積りにご納得いただけた場合、登録情報が事務局から電力会社に共有されます。今契約している電力会社の解約などの切替手続きは、すべて新しい電力会社が実施します。登録された方々は切替が完了するのを待つだけです。

6. 「自然の電気」で電気代の節約開始!
切替の契約が完了すれば、自然の電気を使いながら、お家の電気代を節約する生活が始まります。

このような取組が広がることで、自然エネルギーの利用が日本全国に拡大することが期待できます。地球のため、みんなのために「みんなでいっしょに自然の電気」始めませんか!


~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~


RE100も、再エネ100宣言 RE Actionも、東京都の「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーンも、需要家を集めることで、購入する電力量を大きくし、「再エネにはこれだけの需要がありますよ!」とエネルギー業界にシグナルを送るとともに、価格交渉力も強めて、現状、他国と比べても高い再エネの価格を少しでも下げていこう!という取り組みです。

「うちは大企業じゃないから」「1つの家庭でできることは限られているから」という壁をみんなで乗り越えて、日本のエネルギーを変えていきましょう!


宮川良介さんから

僕は気分が乗らないのに、なぜか
高級な外食に行くことが多くなっていたのです。



フレンチ、焼肉、寿司、
懐石料理、イタリアン、ホテルレストランetc


食事だけではありません。


さほど、旅行に行きたいわけではないのに、
「あっ、旅行に行かないと!」って思ったり、

無駄にブランド品を買ってみたり、
昼から酒を飲んでみたり。。。


本当は欲していないのに
なぜか意識がそっちの方に向いてしまうのです。


そう、脳内にあるおかしい何かが
「刺激物ほしー!」
って騒いでいる感じなんです。


あれは本当に不思議でした。


お金を使いたくないのに、大金を支払って
「うわー、気持ちいい!」って高揚感に浸ったり、


昼間からワインやハイボール
一人で飲んでも、楽しくもないし、
美味しくもないのに、

まるで何かに取り憑かれたかのように
大量に酒を飲んでしまったり。


仕事が終わったら、直帰せずに

「何か食べていく?」って、
友達や後輩を誘い、毎晩のように焼肉行ったり。



でも、もしかしたらこれと似たような現象を
へさんも体験したことが
あるのではないでしょうか?


なぜか、コンビニ寄って
缶ビールを買いたくなったり、

眠いならすぐに寝れば良いものの、
なぜかテレビやYouTubeを観たり。。


”思い当たる節がある。。。”
って感じるかもしれません。


そうなんです。
これは万人に当てはまることなのです。


なぜ、人は
刺激を欲しがるのでしょうか?


それは、体内・体表に
目で見えない”ネガティブエネルギー”が
蓄積されているからです。


まるで黒い煙のような存在が
あなたの周りをウロウロしていたり、
あなたの体内に侵入していたりするのです。


そして、そのエネルギーが
あなたの感覚を麻痺らせて


「あっ、甘いもの欲しい。辛いもの食べたい。
 お酒飲みたい。海外行きたい」

って、過剰に
あなたの刺激欲求を反応させるのです。


よって、無目的な行動が増えて
浪費や生産性のない時間が増えるのです。


そして、僕はネガテイブエネルギーにやられ、
異常に刺激物を求めていました。


でも、それらを手に入れるたびに
「俺は、なんでこれが欲しかったんだ。。。」
と、不幸感や後悔を感じるのです。


僕は正直、

「このルーティン、いつまで続くんだろう? 
 人生ってつまんないな」

って思っていました。



そんな、生きる目的がなかった僕に
ある奇跡の出会いがありました。


それはとあるセミナーの募集でした。


そこには、

「あなたが意味もなく求めてしまう刺激物を
 簡単に減らすことができます」

って書いてあったんです。


僕は直感で、すぐに参加しました。


そこでネガテイブエネルギー(邪気)の
概念を学びました。


そして、邪気の排出方法を実践し、
毎日続けた結果、


・週7のお酒が月2回になる
・無目的な旅行が減った
・刺激的な食事が減った
・心身ともに健康になった
・肌が綺麗になった
・人間関係が良くなった
・生きる目的ができた


などなど、
かなり人生が変化したのです。


その講座では他にも、

衣食住の大切さや、
コミュニティの作り方を教わりました。


それを受けて、僕は


「よし、僕が大激変した
この生活習慣を世の中に広めていこう」


と思い、今回の企画をつくることにしました。



すでに僕の生活習慣(衣食住)を学んだ人は
大きく人生を変えています。


毎日、スナック菓子を食べていたのに
もうスナック菓子と縁を切った人がいれば、


全く断捨離できなかった人が
家を整理整頓して、家をピカピカにして
家庭内が明るくなったり。


衣食住を整えただけなのに
なぜか仕事がうまく行ったり。


このトリ美では
衣食住が変わり、エネルギーが高まり、
人生が大きく変わった人たちがたくさんいて、


その人たちの後押し・ご協力のおかげで
現在、トリ美コミュニティは成り立っています。


これから僕だけでなく、
コミュニティメンバーのストーリーを交えて

”いかに衣食住を整えることが大切か”

ということをお伝えできればと思いますので
これからぜひ楽しみにしててください。


もし感想・悩みがあれば
どしどし返信を送ってくださいね。



次回は、

”そもそもエネルギーってなに?”

についてお伝えします。


では、本日はここらへんで。
ありがとうございました!