白鳥一彦さんのメールから
━━━━━━━━━━━━□ 8月 一考察 □━━━━━━━━━━━━
―― 「木造都市」の時代が始まる
「鉄筋コンクリート」から「木骨工法」へ
船 瀬 俊 介
『コンクリート住宅は9年早死にする』(リヨン社)
りから木の街づくりへ』(リヨン社)という本を執筆した。
『コンクリート住宅……』のほうは韓国語に翻訳され、
のドキュメント番組にもなり、
韓国だけでなく、日本の建築界でも現在、大きなトレンド・
それが「鉄筋コンクリート」から「木造」へのパラダイム・
山形県の住宅メーカー、シェルターKESシステム本部(
同社が開発したKES工法は、“鉄骨”ならぬ“木骨”
コネクター)※a1 を使用することで可能となった。
※a1 KESコネクター
KESコネクターは亜鉛溶解メッキで、
従来金具工法の4~7.4倍と日本最強の強度を誇る。
キャッチフレーズは「3S(シンプル、スピード、ストロング)」
その堅牢性は、
KESコネクターの組み込み写真を見る
http://command-ex.com/L3629/
<4分の1の価格で寿命は4 倍岩手県浄法寺町の町役場庁舎>
シェルターが手がけた岩手県浄法寺町の町役場庁舎は、
数万人の見学者が訪れている。
鉄筋コンクリート建築なら19億円かかるところを、
5億9000万円で完成した。これは、
まさにエコ庁舎の究極モデルといえる。
法隆寺の修復で知られる宮大工、故・西岡常一翁は「
だった。「木骨工法」の浄法寺町エコ庁舎は、
価格は4分の1で寿命は4倍 ―― この驚異的メリット。
概算で鉄筋コンクリートより8倍もお得ということになる。
「鉄筋コンクリートの時代は終った」
鉄筋コンクリート建築は、まず鉄筋を組み、型枠を作り、
壁も天井も同じ作業で造っていく。
しかし、KES「木骨工法」は、
おまけに「木骨」なので、「鉄骨」「鉄筋コンクリート」
土台工事も簡便で済む。これもコストダウンとなる。
コンクリートそのものを見ても、水で薄めた“シャブコン”、
接着不良の“コールド・ジョイント”、砂利が露出した“
が指摘されている。
「木骨工法」は、そのような不正や手抜きとも無縁だ。
また、コンクリートには「冷輻射作用」
一般にコンクリート・ストレスといわれるものだ。
「木骨工法」なら、自然素材のみで完成するので、健康にもよい。
KES工法は住宅建築の場合でも、柱断面の面積が1.8倍。
火災時には30分で周辺2センチが炭化して防火層となり、
鉄骨は10分でアメのように曲がり崩落する。火災に弱いのは「
埼玉県南埼玉郡宮代町の新庁舎にもKES工法が採用され、
集めている。
シェルターは究極のエネルギー自給エコハウス“KES ZERO”をも完成させた。
太陽電池パネル(4キロワット)、太陽熱給湯パネルを兼備した“
が2200時間を越えると100%エネルギー自給が可能となる。
断熱サッシにはEU圏で最高性能を誇るヘリング社の5層スーパー
そんな“超”贅沢な造りでありながら、
株式会社シェルター KESシステム本部
http://command-ex.com/L3629/
兵庫県姫路市では、「毎日を楽しむ。暮らしを楽しむ。」を掲げ、
『住宅は、予防医療』と謳(うた)う、株式会社 アイスタイルがある。
住むほどに健康を増進する家というのだからこの上もない。
株式会社 アイスタイル
http://command-ex.com/L3629/
家族それぞれの暮らしにフォーカスすることで、
む』家をつくるというコンセプトを掲げている。
そのため、耐震性・温熱環境・健康・耐久性という『ハード』が、
ように設計される。兵庫県近郊で木造住宅を考えている人は、
このアイスタイルさんに、11月23日(祝日)
10:00~17:00 の全日講演会で、健康関連ブースも勢ぞろいするという。
私のマネージャー白鳥君も、初出版本を持って登壇する。―― これも楽しみだ。
お時間ある人は、満員御礼になるまえに仮申込みをすると良い。
詳細が決まり次第、連絡するというので、
◆11/23 船瀬俊介 緑の文明へ大転換 講演会(仮称)仮登録
http://command-ex.com/L3629/
(了)
枝廣淳子さんのメールから
Enviro-News from Junko Edahiro
No. 2641 (2018.07.31)
******************************
16年前の2002年の夏、このメールニュースの754号 (2002.08.28)にこのように書
きました。
~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~
[No.68]で、2000年1月22日に、
加したときに考えたことを書きました。
~~~~~~~~~~~~~
いまの日本がカンペキからほど遠いのは事実ですし、
るのも事実ですが、
となって、
的すぎるでしょうか?)、
いかとすら思えるのです。
他の分野と同じく、環境でも日本は「欧米に学ぼう」
それで正しいのですが、そろそろ日本からもっと発信していく、
考えていることを伝えて、刺激にしてもらう、
もしれないな、と。
別に高い所から「教えてやる」必要はありませんが、
報が欠けていることを、ふたたび痛感して帰ってきました。
NGOや市民のレベルで、気楽に「日本ではこんな感じなのよー」
ンドが(ポケモン以外に ^^;) 流行っているのよー」なんて情報がもうちょっと
行き来すれば、
これまで英語教育は「必要に迫られれば誰だってやるようになる、
なるのだから」と思っていましたが、必要に迫られるのは「
ら、「情報を出す」ことを考えると、
っかりしてもらう仕組みにしなくちゃいけないな、
嬉しいことに、日本でも最近は、政府でも企業でも各種団体でも、
用意することが増えています。
ういう情報を(もしくは情報の存在を)
ない、と思いました。
・・・ということで(もうおわかりの方もいらっしゃるかな ^^;)、
[Enviro-Info from Japan] を立ち上げようかな、と帰りの機中、思いました。
基本的に英語になっている日本発の情報を、
りする、という、「縦のものを横にする」
自分で書き始めたら、
~~~~~~~~~~~~
このときは、廃業の憂き目にはあうことはなく(?)、でも、「
なんだよなぁ~」とずっと思い続けていました。
そして、1年後。2001年の1月。舞台はふたたび、
合。この年次会合で、「
と時間をもらったのでした。話させてもらった内容は、[No. 379] にあります。
5分を過ぎてしまいましたが(^^;)、
休憩時間に、何人もの参加者が「よかったよ」「
でいるとは知らなかった」など声をかけてくれました。
「僕もMLを持っています。お互いに紹介し合いませんか?」
性の顔を見て、何だか見覚えがあるなぁ、と思ったら、『
れたピーター・マイヤース氏でした(
・・・という、2年半越しの思いがやっと実りました。
注いできた(?)新しい活動がやっと立ち上がり、昨日、
発表の記者会見を行いました。
日本の環境情報を英語で世界に発信するための非営利コミュニケー
トフォーム、Japan for Sustainability です。
少なくとも「日本が進んでいるとは知らなかった」なんて
もういわせないゾ!(^^;)
~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~
そうして、16年間、本当に多くのボランティアの方々、
法人会員のみなさんに支えられて、
今日発行のJFSニュースレターに私の書いた記事をお届けします
~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~
JFSを代表してお礼のひと言
16年前の2002年、
2002年、どんどんと悪化する地球環境問題を何とかしたい、
え方、技術を発信することで世界に役立ちたい、
したいという大きな志から、JFSが誕生しました。
せっかくよい取り組みや技術があるのに、言葉の壁のせいで、
ないのはもったいないと思ったのです。「
ない!」が私たちのキャッチフレーズでした。
以来、80社もの企業・
900人のボランティアの方々の力を借りて、この16年間に5,
ニュースレター記事560本)を、191カ国の11,
てきました。
これがJFSからの最後のニュースレターとなります。
JFSの16年間の活動をさまざまな形で支えてくださったみなさ
をお伝えしたいと思います。
7月末での活動休止のお知らせに、世界のあちこちからも「
でありがとう!」という声が届いています。
受けとめ、
かみしめています。
16年間を振り返ると、あっという間だったなあと思います。
この間、
プラスチック汚染などの新たな問題(
ていましたので、「新たな注目」と言うべきですね)
再生可能エネルギーは頼もしく急増しており、
脱却も世界の大きな動向となってきました。
かつては、環境問題は、「環境分野の研究者や行政担当者、
数派としてがんばっている」分野でしたが、今では、
家、学校、若者たちが取り組むものになってきました。
同時に、狭義の「環境」問題から、
ナビリティ)、CSR(企業の社会的責任)、SDGs(
と、取り組み範囲も広がってきました。環境問題は「環境」
ても解決できないことが明らかになってきたからです。
「がんばっている日本を世界に知ってもらうことで、
という私たちの志にも関わらず(もしくは、そのおかげで?)、
含め、
ていかれている残念な分野も少なくありません。
私たちは「がんばっている世界を日本はまだ知らない!」
日本の取り組みをプッシュすることにも力を入れなくてはならない
す。
同時に、まだまだ「世界の中での課題先進国」「
としての日本の果たせる・果たすべき役割があると信じています。
急速な人口減少・高齢化の中で、どのように「
ていくのか?
現状、不均衡な都市と地方の位置づけや役割分担・
ていくのか?
地球の扶養力を大きく超えているにも関わらず、
る経済のあり方をどのように考えていけばよいのか?
本当の幸せとは何か、そのためには何があればよいのか?
多くの人が近代西洋文明の行き詰まりを指摘する中、
界に伝え、
JFSが活動を休止しても、
休むことなく続けていきます。私、
このような面での日本の取り組みや東洋思想の知恵などを、
界に向けて発信していきます。8月より、
ですので、ご関心のある方は、こちらより登録してください。(
https://www.ishes.org/en/
最後に、先日、JFSの活動を支えてきてくれたボランティア、
方々との「感謝の会」を開催しました。
などの環境保護を志す大学2年生の学生さんがいました。
16年間のJFSの活動を振り返る中で、
も行っていた、と話したところ、その学生さんが「小学校の頃に、
見ていました!それもあって環境への関心を深め、
です」と言ってくれたのです。
また、JFSでのボランティア活動がきっかけとなって、
ウン運動や農業を始めたのです、と言ってくれる方もいて、
ウェブでの情報発信は果たして届いているのかも見えず手応えが得
が、私たちの活動が、
とにも少しでも寄与できたのだとしたら、
これからもあちこちでお世話になることと思います。
会があることを楽しみにしております。
これまでのすべてに、本当にありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
枝廣淳子
~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~
JFSの情報発信活動は今日をもって休止となりますが、
タベースは、内外の研究者等の要望も多く、
スできる状態にしておきます。
https://www.japanfs.org/ (英語)
https://www.japanfs.org/ja/ (日本語)
新たな情報の追加はありませんが、
16年間を振り返ると本当に感無量です。
支えてきてくれた歴代の事務局メンバー、ボランティアさん、
法人会員のみなさん、そして世界中でJFSの情報を読み、
に、心から感謝しています。ありがとうございました。
なお、この「Enviro-News」
ろしくお願いします。
******************************
「幸せ経済社会研究所」~幸せと経済と社会との関係を見つめ直す
http://www.ishes.org/
「私の森.jp」~森と暮らしと思いをつなぐ http://watashinomori.jp/
商用での印刷物・ウェブ上での無断複製・転載はご遠慮ください(
お知り合いやMLへのメールでの転送は歓迎です。
ユーチューブのオトズレの鬼平
枝廣淳子さんのメールから
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Enviro-News from Junko Edahiro
No. 2640 (2018.07.20)
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「ナッジ」という言葉を聞いたことがありますか?「nudge」
り使わない英語ですが、「
したり、軽く突いたりすること」です。とか「あっちだよ、
じでしょうか。
この「ナッジ」、いま世界的に注目が集まり始めています。
ほしいのに、お説教してもだめ(押しつけは余計に反発されます)
センティブも全員には効かない(また資金にも限りがある)、
々の行動を変えるもう1つの方法として注目されているのです。
たとえば、
てほしいとき、メニュー自体はいっさい変えなくても、
並べ順を変えるだけで、多くの食品の消費量を最大25%
例があります。このように、「ナッジ」によって、
人々の行動を変えることができるのです。
8月1日開催の幸せ研読書会では、ノーベル経済学賞受賞『実践!
課題書に、このような人々の「選択」をデザインする「
者)」の方法論や事例について学びます。
どうやって「わかっちゃいるけど変えられない」ふだんの行動を、
しいライフスタイルに変えていくことができるのでしょう?
読んでいて発見! わくわく!いっぱいです。
世界の最先端の行動変容の理論と事例をみんなで学ぶ、
ご参加下さい。主要なポイントは解説しますので、
ます。ぜひご一緒に!
8月1日開催)「幸せと経済と社会について考える読書会」
ノーベル経済学賞受賞 『実践!行動経済学』を読む
https://www.ishes.org/news/
~~~~~~~~~~~
「フェア・ファイナンス・ガイド(保険ガイド)」
~保険会社の投融資方針の社会性を格付けする、
https://fairfinance.jp/news/
7月25日(水)18:30~21:00(18:10開場)
ビジョンセンター東京日本橋503号室
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枝廣淳子さんのメールから
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Enviro-News from Junko Edahiro
No. 2640 (2018.07.20)
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「ナッジ」という言葉を聞いたことがありますか?「nudge」
り使わない英語ですが、「
したり、軽く突いたりすること」です。とか「あっちだよ、
じでしょうか。
この「ナッジ」、いま世界的に注目が集まり始めています。
ほしいのに、お説教してもだめ(押しつけは余計に反発されます)
センティブも全員には効かない(また資金にも限りがある)、
々の行動を変えるもう1つの方法として注目されているのです。
たとえば、
てほしいとき、メニュー自体はいっさい変えなくても、
並べ順を変えるだけで、多くの食品の消費量を最大25%
例があります。このように、「ナッジ」によって、
人々の行動を変えることができるのです。
8月1日開催の幸せ研読書会では、ノーベル経済学賞受賞『実践!
課題書に、このような人々の「選択」をデザインする「
者)」の方法論や事例について学びます。
どうやって「わかっちゃいるけど変えられない」ふだんの行動を、
しいライフスタイルに変えていくことができるのでしょう?
読んでいて発見! わくわく!いっぱいです。
世界の最先端の行動変容の理論と事例をみんなで学ぶ、
ご参加下さい。主要なポイントは解説しますので、
ます。ぜひご一緒に!
8月1日開催)「幸せと経済と社会について考える読書会」
ノーベル経済学賞受賞 『実践!行動経済学』を読む
https://www.ishes.org/news/
このあとは、いつものように、自分・
とは基本的に日付順です。
最後のほうに、第3回「買うエコ大賞」募集のご案内、そして、
手伝いをさせてもらっている北海道・下川町より、「
す担当者を募集!」のご案内もあります。
る素敵な地域です。冬は寒いですが、夏は涼しいです(
すが、朝晩は12℃ぐらいで涼しすぎるぐらいでした!)
~~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~
枝廣淳子が講演・英語研修講師をお引受けいたします。
「企業経営とCSR」「折れない組織・
「世界の気候変動・エネルギー問題の動向」など
こちらよりお問い合わせください:
http://www.es-inc.jp/inquiry/
〇オープンセミナー:スウェーデンから学ぶ!
日時:7月26日(木)10:00~12:00(開場9:45)
会場:御茶ノ水駅 近辺施設
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.ishes.org/news/
【幸せ経済社会研究所】
〇「幸せと経済と社会について考える読書会」
日時:8月1日(水)18:30~21:00(開場18:15)
会場:中央区産業会館 第4集会室
課題書:『実践!行動経済学』 (著:リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン)
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.ishes.org/news/
過去これまでに開催した読書会の音声講座もお申し込みいただけま
【トラたまコミュニティ】
〇翻訳道場
日時:7月28日(土)9:15~17:00(9:
会場:島しょ会館 第2、第3会議室
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.es-inc.jp/
〇いつどこ講座 新しいセット販売のご案内
https://www.es-inc.jp/seminar/
〇マンツーマンコース
http://www.es-inc.jp/toratama/
〇世界にひとつだけの翻訳書「My翻訳書プロジェクト」
http://www.es-inc.jp/toratama/
【メール講座】
〇週一回のチャレンジで「正確で読みやすい」
翻訳力アップ自己トレ「メール講座 Next Stage」
http://www.es-inc.jp/seminar/
〇英語を話すための30本ノック
http://www.es-inc.jp/seminar/
〇「
http://www.es-inc.jp/seminar/
○システム思考のループ図を描けるようになる!「
http://www.es-inc.jp/seminar/
○やりたいことを着実に進める力を身につける「自分マネジメント 1カ月ナビゲーター」
https://www.es-inc.jp/seminar/
【チェンジ・エージェント】
〇サステナブル・フード・ビジネス研究会特別セミナー 「食品ロス削減を考える」
日時:7 月26 日(木)13:15 -16:45
場所:東京都内会場(お茶の水駅徒歩2分)
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.change-agent.jp/
〇学習する組織シリーズ「システム思考トレーニング」
日時:8月28日(火)-29日(水) 9:30-17:30 (9:15開場予定)
2日間連続の受講をお勧めしますが、
場所:日本マンパワー本社(JR神田駅徒歩4分程度)
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.change-agent.jp/
〇組織開発セミナー「学習する組織 5つのディシプリン」
日時:11月8日(木)~11月9日(金)※通い
1日目 9:30~18:00
2日目 9:30~17:30
場所:神田駅より徒歩5分(
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.change-agent.jp/
○組織開発セミナー/リーダーシップ開発セミナー 「システムアウェアネス~心理学ベースの行動変革」
日時:12月11日(火)~12月12日(水)※通い 9:30~17:30
場所:都内調整中
※詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.change-agent.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(7/21 大阪)第11回パーム油学習会
「パーム油を使う私たちが日本でできるアクションとは?
?問題解決のために?」
私たちはパーム油を、スナック菓子やマーガリン、洗剤、
11回目となる今回は、
日時:2018年7月21日(土)13:30?16:30
場所:大阪聖パウロ教会1階(阪急梅田駅徒歩5分)
http://kansaingo.net/access/ (この地図の建物の1階)
スケジュール:
①「パーム油問題解決!アクションガイド?-
ゲスト:飯沼佐代子さん
地球・人間環境フォーラム(GEF)
内容:プランテーション・ウォッチ(2011~)は、
活動をはじめた頃と比べパーム油の問題の認知は徐々に進み、
②「
ゲスト:川上豊幸さん
レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表
内容:レインフォレスト・アクション・
参加費:無料
申込み:以下の申し込みフォームよりお申し込みください
https://goo.gl/UXrrtc
または、 contact-hutan@hutangroup.org
090-8145-1146 (石崎) にご連絡ください。
ゲストプロフィール:
飯沼佐代子さん
信州大学農学部農学研究科修了。子どものころから動物好き。
の持続可能な調達促進、環境省の森林事業等を担当。
川上豊幸さん
神戸大学大学院国際協力研究科
満期退学後、博士(経済学)取得。
ウェブサイトのイベントページはこちら
https://goo.gl/34bZZX
主催:ウータン・森と生活を考える会
協力:プランテーション・ウォッチ、気候ネットワーク(予定)
*本講演は地球環境基金の助成を得て開催します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「フェア・ファイナンス・ガイド(保険ガイド)」
~保険会社の投融資方針の社会性を格付けする、
https://fairfinance.jp/news/
7月25日(水)18:30~21:00(18:10開場)
ビジョンセンター東京日本橋503号室
==============================
田中優さんのブログから
2018年7月11日
田中優より「2018年7月の大雨」
一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
岡山ということで、全国のたくさんの方から安否確認のご連絡を頂きました。
この場を借りて感謝申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『 2018年7月の大雨 』
倉敷を始め、岡山県なども洪水によって甚大な被害を受けた。同じ岡山県内に住んでいることもあって、ぼくのところにも有難いことにたくさんの人から安否を尋ねられた。はい、全く無事です。しかし実際に我が家も洪水警報やら、土砂災害警戒情報などが出されていて、寝ていてもケータイはひっきりなしに騒いでいた。でも我が家が避難する場所は地域の公民館で、我が家から下に1メートル以上降りて行った場所にある。すなわち洪水になったら自宅の方が安心なのだ。ほんの数メートルだけ高いので、我が家が水に漬かるときは、地域中がみんな浸水した時になる。
そして裏山はそのまま「和気アルプス」と呼ばれている連山につながっていて、土砂災害はちょっと怖い。でも我が家の辺りはなだらかな傾斜で、しかも築百年以上の古民家を解体して建てたから、少なくとも百年は土砂災害に遭っていない場所だ。そんなこんなで我が家にいた方が安全だと判断した。それでも夜は耳をそばだてて寝ていた。地崩れの前の地鳴りがしないかどうか気にかけていたからだ。
地鳴りもなく、洪水が届くこともなく大雨は過ぎていった。しかし7月6日に開催予定だった岡山市内での講演会は中止に。そして翌日の天然住宅の見学会でのお話会のため東京に行こうとしたら、列車のダイヤが大幅に乱れていて、岡山まではなんとか行ったものの、新幹線が広島側から来なかった。止まってしまったのだ。駅員に聞くと、「東京に行けるかどうかは保証できないですよ」と言われてやむなく断念した。
翌日7月7日、ローカル線が全滅、運休。7月8日、新幹線はほぼダイヤ通り走っていると聞いていたので東京に行くことにした。ところがこの日もローカル線は点検のために運休。確かにかなり増水した吉井川の脇を走るのだから、難しいかなと思う。仕方なく車で岡山駅まで行って新幹線に乗った。岡山駅までの道のりが長い。みな車で動くしかないせいで、道路が渋滞しているのだ。それでも何とか乗ると、3分遅れで走ってきた新幹線は、東京までに遅れを取り戻して走ってくれた。まぁ、実質的な被害は交通の乱れぐらいだった。
岡山は天災がほとんどないせいか、全く慣れていない。ぼくの周辺では友人たちがボランティア隊を組織して、町内や近隣の町、倉敷などの地域へ手伝いに出掛けて行った。和気町内では25棟が床上浸水した。
悪天候が続いたので、オフグリッドをしている我が家では途中で電気がなくなりかけた。今夜は無理だなと判断して子どもに言うと、子どもはさっそく近くの温泉ホテルに出掛けるのを楽しみにしている。泊まろうかとも考えたが、満室だったので日帰り入浴と食事だけにする。
翌日も発電しないので、朝から発電機をかけた。こんな時のために発電機を持っているのだ、音がうるさくて気になったりするのだが、雨音の方が大きくて心配する必要もなかった、そして日曜日には雨が上がり、久しぶり日が差した。通りすがりの人が「久しぶりの太陽だね」と言った。もっとも夏至に近いこの時期は太陽高度が高く、曇りでも発電してくれる。おかげで翌日には電気の危機も去った。
その後は天気も良くなってよく発電する。我が家ではありがたいことに電気が余るほどになった。余った電気でエアコンを効かせながら、この原稿を書いている。
なんとも危機感のない話だが、今回の大雨、幸いなことに我が家はそうして過ぎていった。大雨のせいで、地域の水路が溢れて道路に水びたしになった。子どもは大喜びで、バケツを持って外に出て、大規模な水遊びをする。山から流れ出てきた水にバケツを当てて、その水をあちこちに撒いている。ずぶぬれになったが、それもまた楽しいらしい。
我が家の井戸はますます健在、電気もほんの少し不足しただけで健在、通信もインターネットも健在のままだった。やっぱりオフグリッドして自給していた方が、安心なのかもしれないと思う。同じ集落から見ると、我が家はほんの一メートルほど高い。この一メートルが大きいのだ。広さに一メートルの高さを掛けると、よっぽどの大水にならなければ水が届いてこないことがわかる。そう、家を建てる場所を考えるときに、高さを気にした方がいいのかもしれない(我が家は偶然だが)。
今回悲惨だったうちの1つに愛媛県の肘川の氾濫がある。ダムが造られているのに氾濫した。ダムには貯水量がある。それを越える雨が降ったので、ダムの「但し書き操作」がされたのだ。雨が大量で、そのままではダムが破損する可能性があるときには、ゲートを開けて放水することができる。ただし放水するのは今降っている雨の量までと制限されているのだが、その量が文字通り致命的だった。ゲートを開ける前に三回もアナウスしたのだそうだが、その放流によって家は押し流され、五人の人命が失われてしまった。
肘川ダムの放水
「何のためのダムか」と言いたくなるが、もともとダムは完璧な解決策ではない。想定内の雨が、想定内の範囲で降った場合にだけしか有効ではないのだ。それを政治家と土建業者が利益のために「大丈夫になる、安全だ」などと言うから、こうした事態を招く。もともとダムは無限に水を貯められるものではないのだ。
ちょうど長崎県の「石木ダム」についての訴訟の判決が出たところだ。住民側の敗訴。県の勧めるダム建設は違法ではないと。水も足りていて利水の必要はなく、洪水などの治水にもほとんど役立たないダムを大枚かけて建設するのが違法ではないそうだ。ばかげている。もっと税金を使うなら人々のためになることに支出してほしいと思う。
それでもこの石木ダムの建設は、いずれ止まるだろうと思う。あまりにも根拠が薄弱だからだ。裁判所すら合理的な判断ができず、政治家に至っては目も当てられない状態だ。それでも私たちはその中を生きていかなければならない。
私の消息を心配してくださったみなさん、本当にありがとうございます。私は大丈夫なので、その分だけ今回被災された方や支援活動をされている方、そして石木ダム予定地域で頑張っている皆さんに注意を向けてほしい。
ダムはもともと万能ではなくて、しかも必要性の乏しい理由で人々の住まいを水底に沈めようとしている。美しい場所なのだ。ダム計画があったために開発されなかった。そのことが美しい場所を奇蹟的に残せたのだ。夏は水遊びに出掛けることもできる。こんな美しい場所すら私たちは子どもたちに残せないのか。
私は子どもたちのために、こうした場所を残すために活動したい。自分のできる範囲のことでいいから、関心を持ってほしいと思う。
最後に、今回の大雨の状態を、近所の見える範囲だけ写真に撮ってみたのでご覧ください。
1の写真は同じ場所で、水位の低いグラウンドに看板が立っている。その看板が水没してしまっている。
2は集落を流れる水路の写真。溢れた水が道路を冠水させている。
3の写真も同じ水路。1メートルぐらい下を流れるが、そこから溢れて農地に逆流している。こういうところを間違えて踏み込むと水難被害に遭うのだと思う。「近くの水路を見に行く」と言って消息不明になる人は、こういうところに落ちるのではないか。
枝廣淳子さんのメールから
******************************
Enviro-News from Junko Edahiro
No. 2638 (2018.07.11)
******************************
「SolarSuperState協会」という、
SolarSuperState=再エネスーパー国、
ここは、世界のすべての国を対象に毎年、
SolarSuperState賞を授与しています。
https://www.solarsuperstate.
国内の電力消費量を上回る量の再生可能エネルギーを生産している
部門」賞を授与。また、「風力及び太陽発電部門」では、
たりの累積設置発電量が世界上位の国に授与されます。
このSolarSuperState賞2018が発表になりまし
こだったと思いますか?
受賞国は、「1985年から2016年の間、
る再生可能エネルギーを生産していた」国です! すごいですね~! どこでしょ
うか?
受賞国を紹介するプレスリリース(英語)はこちらにあります。
Paraguay and Uruguay win SolarSuperState Prizes 2018
https://www.solarsuperstate.
プレスリリースを日本語にしてもらいましたので、お届けします。
~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~
パラグアイとウルグアイ、
https://www.solarsuperstate.
The SolarSuperState協会 は2018年2月7日、5カ国に対して計6つの
SolarSuperState賞2018を授与した。
Mecklenburg-Vorpommernで開催された。
賞は全部で3部門ある。
産している国は、「SolarSuperState部門」
発電部門」では、
る。
1985年から2016年の間、パラグアイは毎年、
を超える再生可能エネルギーを生産していた。このため、
「SolarSuperState部門」
館のRoberto Maidana氏が賞を受け取った。
2014年以降、ウルグアイは毎年、100%
いる。この素晴らしい成果は、
にも関わらず達成された。このため、ウルグアイは「
受賞。在独ウルグアイ総領事のMaria del Lujan Barcelo氏が賞を受け取った。
「風力発電部門」
デンが獲得した。
れ670ワット、660ワットとなっている。
ヴィルドポルツリート市長のArno Zengerle氏は、「バイエルンには、大規模な
風力タービンと住宅地域の間には最低約2キロメートルの距離を置
制があり、
述べた。
「太陽光発電部門」
テンシュタインと、2度目となるドイツが受賞した。
たりの太陽光発電量は、
リヒテンシュタインを代表して賞を受け取ったのは同国経済省のJ
ファサード(facade)
枠組みは2018年6月から有効になる。
ドイツを代表して賞を受け取ったChristfried Lenz氏は、2021年までに化石燃料
を用いる新車の生産禁止を求めている。
SolarSuperState協会はスイスの非営利団体で、
のすべての国を対象に毎年SolarSuperStateコンペ
ランキングを発行し、
型再生可能エネルギー設置の市場の急拡大から利益を得られる人々
ローバルな声」となっている。
同協会は、すべての国に対して、
替え、
求めている。
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再エネ先進国というと、
のではないかと思いますが、
伸ぶりにも目を見張るものがあります。
日本もやっと、「再エネを主力電源に」と掲げました。
うな伸びを見せてほしいなあ!